長野県と新高県の県境に近い飯山市の飯山城跡、城山公園を出て国道117号線を北上していきます。目的地は新潟県津南町のひまわり畑ですよ。
道の駅に吸い込まれる
千曲川沿いに伸びる国道の、川に面した側には道沿いに色々な花が植えられています。道を挟んで反対側には、おそらく桜じゃないかと思われる並木が続いていて、こりゃ散歩するにはもってこいだなんて思いながら車を走らせます。
昨日通ったりんご農園の一帯がアップルラインなら、さしづめフラワーラインとでもしておきましょうか。
こういう道なら、ドライブも楽しくなるってもんです。
視界を通り過ぎていく色の流れを感じつつしばらく進むと、道沿いに大きな道の駅と、その裏手にAコープが建っているのが見えてきました。
飯山城跡であれだけ写真を撮りまくったのにまだ午前中ですから、寄り道し足りないとばかりにハンドルをそちらのほうにググっと回していきます。
まずはAコープの前に車を停めて、店内を散策することにします。
特に買いたいものはないのですが念のため、本当に念のため買い物かごを持って、地場の野菜類などが並ぶ売り場をぶらつきます。
ショッピングカートにぶら下がるようにして店内を移動する、だいぶ昔のお嬢さんたちがあっちの売り場こっちの売り場と懸命に品定めしてましてね。
それを遠巻きに見ながら店内を一周。出来立てっぽいお惣菜には後ろ髪をグイグイ引っ張られたのですが、結局のところ買い物かごを所定の位置に戻して何も買わずに店を出ました。
そのこころは、隣の道の駅にもなんか売ってるんじゃね? というもの。
道の駅へはそのまま歩いて行けそうな感じでしたが、とりあえず車を移動。短時間でもグイグイと車内の気温が上がっていまして、強まってきた陽射しを恨めしく思いつつ、道の駅の駐車場に車を停め直します。
「花の駅」千曲川という名前の道の駅のようですね。
その建物に近寄ってみると、屋根の下が広くなっている一角があります。そこに観光客よりも忙しなく鳥が出たり入ったりしているので、なんだろうなと近寄ってみると、どうも巣がある様子。
建物の外周を散策していたらレンタサイクルの看板を見つけました。確かにここらへんを自転車で散策するのは楽しそうです。
外には蕎麦やおやきを売ってる売店もありまして、心をぐらんぐらんに揺さぶる感じですが、イマイチ背中の押し具合が足りないようで、ここでも買い物をせず先へ進むことにしました。
昨日通ったりんご農園の一帯がアップルラインなら、さしづめフラワーラインとでもしておきましょうか。
こういう道なら、ドライブも楽しくなるってもんです。
視界を通り過ぎていく色の流れを感じつつしばらく進むと、道沿いに大きな道の駅と、その裏手にAコープが建っているのが見えてきました。
飯山城跡であれだけ写真を撮りまくったのにまだ午前中ですから、寄り道し足りないとばかりにハンドルをそちらのほうにググっと回していきます。
まずはAコープの前に車を停めて、店内を散策することにします。
特に買いたいものはないのですが念のため、本当に念のため買い物かごを持って、地場の野菜類などが並ぶ売り場をぶらつきます。
ショッピングカートにぶら下がるようにして店内を移動する、だいぶ昔のお嬢さんたちがあっちの売り場こっちの売り場と懸命に品定めしてましてね。
それを遠巻きに見ながら店内を一周。出来立てっぽいお惣菜には後ろ髪をグイグイ引っ張られたのですが、結局のところ買い物かごを所定の位置に戻して何も買わずに店を出ました。
そのこころは、隣の道の駅にもなんか売ってるんじゃね? というもの。
道の駅へはそのまま歩いて行けそうな感じでしたが、とりあえず車を移動。短時間でもグイグイと車内の気温が上がっていまして、強まってきた陽射しを恨めしく思いつつ、道の駅の駐車場に車を停め直します。
「花の駅」千曲川という名前の道の駅のようですね。
その建物に近寄ってみると、屋根の下が広くなっている一角があります。そこに観光客よりも忙しなく鳥が出たり入ったりしているので、なんだろうなと近寄ってみると、どうも巣がある様子。
建物の外周を散策していたらレンタサイクルの看板を見つけました。確かにここらへんを自転車で散策するのは楽しそうです。
外には蕎麦やおやきを売ってる売店もありまして、心をぐらんぐらんに揺さぶる感じですが、イマイチ背中の押し具合が足りないようで、ここでも買い物をせず先へ進むことにしました。
道の駅をハシゴする
次に立ち寄ったのは道の駅さかえ。県境の栄村にある道の駅です。お盆期間を過ぎたためか、残念ながら半分以上のお店が閉まっていました。
ここでも買い物することなく、写真だけ撮って国道に戻ります。
道の駅さかえを出て間もなく、新潟県へようこそ的な看板が見えてきて、ついに長野県を離脱しました。思えば紆余曲折しながらも、よくもまあ何日も滞在したものです。我ながら。
さあこうなったらもう、例のひまわり畑を目指す一手でしょう。事前にチェックした位置をナビにセットして走り始めます。
県境を越えると明らかに田んぼが目立つようになるのは、さすが米どころといった感じです。こういう見た目の変化が感じ取れると、旅も捨てたもんじゃないなって思えますよね。
津南町の市街地あたりから、ナビを頼りに国道を外れていきます。進むごとに、いかにもといった具合の、古き良き日本の田舎感がどんどん強まっていくようです。
実は最初は、このひまわり畑までの道を歩いていってみようと思っていました。
地図を見る限り、ショートカットできそうな道がある様子だったんですが、実際に車で近くまで行ってみると、どうもあぜ道を突っ切っていくような感じにしか見えません。というか、ちゃんとした道らしきものが見えませんから。
仕方ないなと大人しく、車で行ってみようということにしたのです。
ひまわり畑で
ひまわり畑への案内看板が道沿いにあるので、ナビがなくてもなんとか辿り着けそうですが、歩いていくのはやめて良かったなと思うくらいの距離を走ったあたりで、それらしき場所を発見します。係員さんが車を案内しているのが見えますね。
誘導員さんの近くに車を進めると、駐車料金300円とのこと。これは事前に知っていたので、財布を取り出します。
歩いてくればこういう出費を節約できそうだったのですが、高すぎるってわけでもありませんから、ここはお支払でいいでしょう。
引き換えにくれた領収書もひまわりでした。
こういうのって大事ですよね。無愛想な一色刷りの領収書をくれる観光地もありますからね。
領収書をもらうと、係のかたに空いている駐車スペースへ誘導されます。駐車スペースといっても砂利の広場なので、石を飛ばさないように慎重に車を進めて無事駐車。早速降りてみましょう。
駐車場脇のひまわり畑には、その前にちょっとした足場が組まれていまして、地面より少しだけ高い位置からひまわり畑を見渡すことができます。そのひまわり畑の前には、手作り感満点のカカシが並んでいました。
そのすぐ側には休憩や飲食ができるスペースと屋台が並んでいて、ちょっとしたお祭りのような雰囲気もあります。
また、記念写真も500円で撮ってくれて、その場でプリントアウトできるようになっています。
足場前のあたりは時期が終わりかけなのか、花の黄色よりも葉っぱの緑のほうが目立つ感じ。
咲く時期がずれるように種を植えていると聞いていましたので、別のひまわり畑が見頃なのかもしれないなと周りを見渡すと、人の流れができているほうがありました。
行ってみると、黄色い笑顔を一斉にこちらに向けているひまわりたちが立っているのが見えます。
遠目には濃い目の黄色い海というかプールっぽい一帯のようになっていますね。どうやら、こっちのほうが見頃のようです。
そばまで行ってみると、大人の胸の高さほどもあるひまわりがほぼ同じ向きで咲いています。雰囲気的には、収穫寸前の広大な田んぼを思い浮かべてもらって、稲が全部ひまわりになっている感じ。
実際にひまわりの側を歩けるようになっていて、しかも迷路になっている模様。すでに家族連れなどが迷路内を入っていったのが見えたので、さすがに中まで行きませんでしたが、手前で何枚か写真を撮りました。
残念ながら雲が多くなってきて、青空とひまわりというコントラストには出会えませんでしたが、会場の空気感もあいまって、これぞ夏といった感覚は味わうことができました。
これでビールでも飲みながらゆっくりできれば最高以外の何物でもなさそうですが、場所柄アクセスは車に頼るしかないところですので、そういった意味ではちょっと残念とも言えますかね。
朝の飯山城跡から始まって、間違いなくこの旅で一番写真を撮った日となりました。フランクフルトの一本も買っていこうかとも思いましたが、空模様ががどうにも怪しげに見えて仕方ありません。
充分堪能したしと車に戻って、ひまわり畑から国道へと引き返していきます。
予感は当たりまして、車に乗ったあたりから遠くで雷がチラチラと視界を明滅させてるなと思ってから間もなく、車の天井に穴が開くんじゃないかっていうくらいの土砂降り土砂降り。
ワイパーが追いつかないくらいの勢いですから、最初に見えたコンビニに一時避難することにしました。
雷と豪雨に打たれる前に車に戻れたのがラッキーだなと思いつつ、旅の思い出を洗い流さんばかりの大雨に苦笑いするしかなかったのです。