2024/03/18更新:古い情報を削除し、現状に合わせて修正しました
ある日、ひょんなことからIFTTTのAndroid Deviceチャンネルで「Notification received」ってのを見つけまして。
あれ、こんなのあったっけと思いつつ試してみると、その名の通り『通知を受け取ったら』をトリガーとして動くもののようです。「from a specific app」は、特定のキーワードが通知に含まれているかどうかで絞り込むことも可能です。
つまりIFTTTと正式に連携していないサービスでも、Androidアプリがあってなおかつ通知するものであれば、IFTTTを経由して他サービスに情報を受け渡すといったことが可能です。
通知を出すアプリによっては色々と面白いことができそうな気がしてきます。とにかく試してみます。
トリガーは2つ
まず、「Notification received」はとにかくすべての通知に反応します。Google日本語入力のように、ソフトキーボードが立ち上がるだけで何かしらの通知を出すアプリもあるので、こちらの方はちょっと使いにくそうです。
もうひとつの「from a specific app」の方は、アプリ名を指定して、そのアプリが通知を出した時のみ作動します。さらに単語を指定してフィルターをかけることができますから、主にこちらを使うことになりそうです。
渡せるデータとしては、アプリ名、通知タイトル、通知本文、日付の四項目。通知本文の一部の絵文字などは非対応の場合には文字で表現されます。
実際に使ってみる
まず注意点として、アプリ名を正しく指定しなくてはいけないこと。アプリ名は設定から「アプリ」の項目を探して、そこに表示された名称であれば機能するようです。
また、文字ベースではないもの、例えば音楽アプリなどで通知エリアに出てくるコントローラなどは、IFTTTはトリガーはするものの上手く機能しないようです。曲名の情報を受け渡してくれたりすると面白いなと思ったのですが・・・
これについてはアプリによって異なる挙動をするかもしれません。
今のところ実際に使っているのは、気象情報系と歩数計アプリです。
気象情報系のアプリは、天気予報の他にも直近の雨の予報や警報注意報、あるいは地震や台風などの災害情報をプッシュ通知してくれます。
通知内容や頻度を調整できるアプリも比較的多いようですし、IFTTT側でフィルターをかけなくてもいいかもしれません。
私は「NERV防災」アプリなどのプッシュ通知を、ライフログ代わりに使っているSlackに流しています。その日がどういう天気だったのかって、ライフログを見返す時に結構重要なものだったりするんですよね。
また、気圧計アプリの通知を記録しておくのも、個人的に役に立っています。
「バロメータープラス」というアプリが通知を出してくれるので、気圧の変化があった際の通知を同じくSlackに流しています。
そうすることで気圧の変化とそれによる気象病のような体調の変化との関連性を把握できるようになり、例えば薬を飲むタイミングが測れたり無理しないよう自制することができています。
歩数計アプリもいいと思います。
目標歩数に到達したり前日の歩数などを通知してくれるものは、例えば有償のPro版になりますが、IFTTT経由で自動的にツイートしたりできます。
無償利用であれば、グーグルカレンダーに毎日の歩数を書き込むようにすれば、後で見返しやすい記録になるんじゃないでしょうか。
IFTTT経由でSNSに投稿できるというのもよくて、いいねなどの反応があればそれはそれでがんばって歩こうみたいに、ちょっとした励みになるかもしれませんしね。
ここからは思いつきレベルのものですが、遠く離れた家族の安否確認みたいな使い方もできそう。今日もちゃんと歩いてるな、今日は歩数が極端に少ないけどどうしたんだろう、みたいな感じ。
他には、家族間などで共有しているグーグルカレンダーに家族みんなの歩数を記録させるのも、ログとして面白いかもしれません。
私が思いついて実践した中では、このふたつが使えそうでした。
この機能は、自分のスマートフォンの通知を誰かに伝えたい、あるいは記録したいというような使い方になりそうです。
ただ、通知が文字ベースで出るアプリならなんでもいいので、IFTTTが公式に対応していないサービスやアプリとIFTTTを連携させられる可能性があり、思いもよらない使い方が生まれるかもしれません。
今後も面白そうな使い方ができないか、気に留めておこうと思います。
今後も面白そうな使い方ができないか、気に留めておこうと思います。