食器を洗うのって面倒じゃないですか。
開始二行で、読んでる方の大半は置いてきぼりかもしれませんけども。
特にタンブラーとかボトルって面倒じゃないですか。スポンジを持った手が入らない物が多いでしょう。
そうなると専用のブラシみたいなのを使って洗うことになりますし。
この面倒さを回避できるのが、コンビニで買える紙コップのコーヒーをそのままスポッと入れて保温保冷ができちゃう、パール金属のコンビニカップです。
保温保冷効果のある断熱系タンブラーに、飲み物を紙コップごと入れておけばいいじゃんという、このお手軽さとストレートかつシンプルな思考がたまりません。
こういった物を見つけるとすぐ試したくなりましてね。たまたま家電量販店で安売りしてたのを見つけて、ちょっと使ってみるかとなったのです。700円ほどだったと思います。
コンビニコーヒーを保温保冷できる
見た目通りの商品なので説明するのもどうかと思いますが、コンビニ各社で競うように販売しているコーヒーを紙コップのまま入れておけるというものです。
これで旅先で使ったタンブラーをホテルのユニットバスの狭い洗面所で、若干の切なさを感じながらゴシゴシ洗わなくてよくなるという寸法です。控えめに言って最高でしょう。
しかも、車のドリンクホルダーに入る設計になっています。
大は小を兼ねるという格言に従いまして、今回ラージサイズを購入したのですが、ちゃんとドリンクホルダーに収まります。よほど変わった形状のドリンクホルダーでなければ大丈夫かと。
これ、車移動の多い私にもってこいですね。
もちろん、100円ショップやホームセンターあたりで400mlクラスの大きめの紙コップを買っておけば、コンビニコーヒー以外でもドリンクを注いで保温や保冷しておく事が可能です。
私はラージサイズを買っちゃったので400mlサイズの紙コップがいいのですが、一般的なサイズの紙コップでは小さすぎる点はちょっと失敗だったかもしれません。
このコンビニカップに直接飲み物を入れる事もできますが、冒頭から繰り返し申し上げておりますように、面倒でしょと。洗うのって面倒でしょと。
デメリットもある
ただし、いくつか問題がないわけじゃありません。
この商品には蓋は付いていないのです。
紙コップもサイズが多様なので、蓋がないのはある意味当然なのですが、そうなると紙コップ用の蓋に頼るしかありません。大きく揺らしたり倒したりすれば、こぼれる可能性大です。
徒歩での移動となると、カバンに入れて持ち運ぶのはまず無理で、手で持って運ぶしかないということになるでしょう。
季節柄保冷の方は試していませんが、保温性能は私の持っているTHERMOSの真空断熱タンブラーや、セブンイレブンで売っていたタンブラーに比べて劣ると思います。
あとはこのカップ自体が冷たくなっていると、保温効果も下がるような気がします。
ドリンクホルダーに入る |
紙コップとの相性も保温・保冷効果に影響がありそうです。
コンビニ各社で提供しているコーヒーの紙コップは、同じラージと言ってもサイズが異なります。
ローソンのLサイズのホットコーヒーは紙コップが大きく、コンビニカップに入れた場合、画像のように約1センチほど上にはみ出します。
カップと紙コップの形状が若干キツめで、取り出す時にちょっと力が必要な感じ。
セブンイレブンのLサイズは、コンビニカップに入れると深さはピッタリサイズですが、紙コップの経がやや小さく、コンビニカップとの間に隙間ができます。
もちろんどちらも、普通に飲んだりドリンクホルダーに入れて持ち運ぶぶんには、問題なく使えます。
コンビニ各社の紙コップを比較
コンビニ各社のコーヒーLサイズとコンビニカップLの相性を比較してみました。
経が合わないとカップと紙コップに隙間ができるので、保温効果が弱くなるのではないかと思っています。
右からコンビニカップL、ファミマL、カップヌードルBIG(なぜ?)、セブンL |
Lサイズで最もピッタリなのは、ローソン。高さがあるので1センチほどカップからはみ出してしまいますが、紙コップとカップは密着していて隙間はできません。
どちらかというと飲み終わったあとで紙コップを外すのにちょっと力がいるくらい、フィットしています。
次はファミリーマートのLサイズ。こちらは高さはローソンと同じくらいなのですが経が少し小さく、ローソンの物と比べてやや細身です。カップに入れてみると隙間が若干できています。
セブンイレブンのLサイズは高さはピッタリなのですが、経はかなり小さめ。カップとの間にかなり隙間がありますね。
その他のコンビニの物やアイスコーヒーは比較していませんが、機会があれば試してみようと思います。
車に常備しておくと便利
総合的に見て、やはり車に常備しておいて、コンビニでコーヒーなりを買った時に使うのが一番のように思います。
買ったコーヒーを詰め替えたりすることなく、また容器を洗うという手間もかからず、温かさがしばらく持続すると考えれば、値段の割にはいいんじゃないでしょうか。
密閉できないので、飲み物を入れて温度を保ちつつ一日持ち歩くような用途には向きませんが、駐車場からオフィスや家までのような短距離であればそれほど問題ないでしょう。
洗い物を出したくないアウトドア環境でも、紙コップは必要なものの、使えるシーンがあるんじゃないかと思います。
車で移動する事が多くて、コンビニでコーヒーをよく買うよという方にはアリな商品だと思います。お値段も手頃ですし、試してみるのもいいのではないでしょうか。