紆余曲折しつつ、換気扇を交換した話をエントリーしています。
古い記事で今はもうこの家には住んでいませんが、そこそこ古い家をリフォームとまではいかなくとも、色々いじっていた時期で。
一年ほどでお風呂場やらキッチンやら、あちこちの換気扇を掃除したり自力で交換したりしてたものです。
決して換気扇業者ではございません。
なぜか壊れる換気扇たち
あまり湯船に浸かる習慣はありません。
温泉に行くのは好きですし、行けばそこそこ堪能して帰ってくるのが常ですが、基本的には長風呂ではないと思います。
そんな私も、今の住居に引っ越してから自宅の風呂にお湯を張ることが何度かあるのは、前に住んでいた部屋の風呂釜がとにかく狭かったからに他なりません。
お風呂場の中の半分は風呂釜が占めていたんですがね、形状が正方形。
足を伸ばせないというより、膝を抱えて入るしかないという表現のほうが適切ですから、風呂場自体の大きさもご想像の通り。
これならいっそのこと、風呂釜なしのシャワーオンリーの部屋として建てたほうが良かったんじゃないかと思うほどでした。
それに比べたら今のお風呂は、確かにに足を伸ばしきることはできませんが、体育座りでお湯に浸かるようなションボリ感は皆無です。そりゃあ、湯船に浸かる気にもなるってもんですよ。
そんな新居のバスライフなのですが、換気扇の調子が悪いというか動かなくなっちゃいまして。
ここのところは窓を開けて換気してごまかしていたのですが、開けっ放しにはしておけないし、かと言って開けないとカビっぽくなるしで困っていたのです。
お風呂場の天井に埋め込まれている換気扇の状態は、換気扇のスイッチを入れると、モーターが回っているような音はするものの、羽根自体は回っていない感じ。
天井に付いている換気扇のカバーを開けてみると、丸い筒状のものが横向きに取り付いています。調べてみるとシロッコファンというやつ。掃除しやすいタイプではないということですね。
そもそもお前はなにものなんだ
掃除をしたもののやっぱり交換、というパターンをキッチンの換気扇で経験しましたので、いざ交換になることも考えて調べてみます。
換気扇自体にはメーカー表記がなさそうでしたが、お風呂場の入り口に貼ってあるステッカーに、バス周り全般のメーカーらしき会社の情報が載っていたので、それをネットで検索してみます。
すると、どうやらその会社、現在は大手に吸収合併されているらしいことが判明。早速雲行きがあやしくなってまいりました。
それでも色々調べてみると、アフターサービスは合併先に引き継がれている模様。換気扇換気扇とブツブツつぶやきながら探していくと、ありました。同型の換気扇が部品販売されているじゃないですか。しかしながら、お値段がまあまあいたしますな…
しかもしかも、そんな気がしていましたが、もしも交換となったら電気関係が面倒な感じで。単純にコンセントに差しこむだけでよかったキッチンの換気扇と違って、有資格者必須なようです。
そうなると必然的に業者に依頼、すなわち工賃が発生しますから、その分も込みで検討しなければなりません。
とりあえず見積もりがほしいと思い、そのままネットで見つけたアフターサービスに電話。現状を説明して、交換やらなにやら諸々相談してみます。
応対していただいたかたは、なかなか親切に相談に乗っていただいて好感触ではあったのですが、やはり相応の金額を用意する必要がありそうです。
そうなると「まずは掃除してみるか」となります。現状の設備で使えるならそれに越したことはありませんからね。
ファンの部分だけでもどうなっているか確認しておこうと思い、ドライバー片手にお風呂場へGO。天井に取り付けてありますが、なんとか手が届くので助かります。
換気扇のカバーを外して、円筒状のファンのカバーとおぼしきものをドライバーで外しにかかります。このネジが換気扇本体を支えている感じですから、うかつに外して落下しないようにしながらの作業になります。外したネジのほうも無くさないように注意が必要でした。
それを外すとシロッコファンが顔を出しました。そして予想通り、本体が宙に浮くような格好。手を離してしまうと電気の配線で宙吊りになってしまいます。
片手で換気扇を支えつつ、ファンの中を覗き込んでみると案の定。ホコリであろう黒いブツが、シロッコファン独特の羽根にしっかりとくっついています。本体もいい感じの汚れ具合。
ファンのスイッチは切っていますが、電気自体は通っているはずですからあまりいい気分ではありません。
空いている手に持ったドライバーを、お掃除用にと100円ショップで買っておいた歯ブラシに持ち替えて、ファンをこすってみることにします。
電源付近に付着したら嫌だなということで、特に洗剤などを付けてはいませんが、ブラシでこするとホコリはすんなり取れてくれます。体勢が悪いとはいえサクッと作業は終わりそう。
掻きだすようにブラシを動かしていると、落ちたホコリであっという間にお風呂場の床が汚れていきます。お風呂場という場所柄、掃除が楽というのがいいですね。
なんとか動いた
掃除をしつつ、ファンをブラシで回してみるとそんなに違和感なく回転します。軸のあたりにも汚れがついていますので除去していきますが、これで動きが悪くなっているということはなさそうな気配。
とにかくできることは済んだし、どっちの手も痛くなってきたので、ブラシをドライバーに持ち替えて換気扇を元の場所に仮止めします。
そのまま換気扇をオンにすると、音はうるさいものの換気扇が回り始めました。ホコリが付着しすぎて重くなって回らなかったのでしょうか? そんなことってあるんですかね。
回るんだったらと残りのネジをしっかりと留めて、カバーをゴシゴシと洗った後で天井に装着。
何回かスイッチをオン・オフしてもそれに応じて動いていますし、天井付近に手をやると空気を吸い込んでいるのが感じ取れます。
これはあれですよ、浮いた交換費で今夜はビールを飲んでもいいんじゃないでしょうか。浮かなくても飲むんですけどね。とりあえず、よしよし。
実際のところ、音は気になりますが排気に問題はなく一ヶ月経過。お風呂場の掃除で困っていたカビ系の黒い汚れもあまり発生しなくなりました。
それでも一度だけ回らなくなった時がありまして、あらためてカバーを開けてみたところ、この一ヶ月で付いたのか、それともどこかに残っていたのかわかりませんが、ホコリが少しだけ付着しておりましてね。あらためて掃除したのですが、その後は今のところなんとか動いております。
いつ設置したものかわかりませんが、そろそろ寿命というやつかもしれません。いずれは交換になると思いますが、先立つものも必要ですから、もう少し現役で頑張っていただけると助かるなというのが本音ですね。