雑談ラジオ 大雪とラーメンと温度差と

2026年2月23日月曜日

#雑記 #食べもの

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 さて。

 何か書こうと思ってるんですけど。

 あんまりいいことが、というか、書けそうなことがないかな。

 それでもちょっとなにかあるだろうっていう気はしてるので、まとまりとかはないかもしれませんけど書いてみます。たぶんあれです。いつもの感じです。そうなる気がしてなりません。

寒波の大冒険 

 まとまりとか、今までもあった試しがねぇだろうって話なんですけどね。言いたいことをバーっと文字にしてっていうスタイルですから。

 まずは雪ですかね。

 1月のことになるんですけど、何度か寒波がやってきて。いや、かなりのもんで。

 何度も来れば慣れてくるっていう面もあるんですけど、それにしてもめずらしいくらい降雪が長く続いた日々もあったりして、雪で大変だったってのが今年の1月のイメージです。

 その中で印象に残る一日があって。この話はちょっと色んな側面があるんですけど。どこから話せばいいんだろう。

 まずはその今季何度目かの寒波が来ると。

 予報では土曜日までの数日間にかけて大雪だと言われてて。

 それとは別に、ちょっと前から新年会みたいな話が持ち上がってて。それも、顔を合わせたことはあるけど飲むのは初めて、っていう人とそういう話になってまして。

 こっちも売られたケンカは買うことでおなじみですから。

 新年会やりましょうよ、なんて言われたらさ、そりゃやりますよ。どこでもいいから好きな店選べっていう感じで。

 んで、選ばれたのが駅前の、知らないお店で。

 場所は聞いたけどさ、どんなお店かってグーグルマップとかに載ってるじゃん。こっちは位置だけ知りたいのに余計なことも載ってるじゃないですか。

 そういうのいらないわけ。こっちはバイアスのない、フラットな気持ちで臨みたいわけですよ。聞きたかないんだ。

 だから店の名前くらいだけ覚えておいて。

 それがまた、ひらがなで数文字くらいの名前で、場所が駅前だろ、んであの人がよく行く店なんだろ。

 あー、わかったよ。

 座敷だわ。

 座敷にどっから見つけてきたんだか知らないけど、年季の入った長テーブルが置いてあって、どこの酒蔵のやつだよっていう日本酒が出てくる感じの店に違いないよ。

 お通しが味噌の可能性あるよね。大葉味噌みてぇなやつがさも当たり前のように出てきて、それを舐めながらの枡でしょ。枡に注がれたポン酒でしょ。

 あー、そっちかと。そっち方向のお店だなと。あたしくらいになるとわかっちゃうから。店の名前でだいたいのことは察しちゃうから。

紫BBA 

 その新年会が設定されたのが、寒波が来ますよっていう予報が出る前のことで、土曜日だったんです。その後で寒波が云々ってことになって。

 その寒波も土曜までっていうし、土曜の夜なら多少は落ち着いてるんじゃないのということで、そっちはそれほど気にしてなかったんです。

 どっちかと言うと、場所。

 駅前まで行かなきゃならないと。

 そのためには今居る住まいからは、バスで行くしかないんですけど、交通がちょい麻痺するくらいには雪が降り続いてるんです。

 除雪っていったって、目の前から消してしまうのは無理なわけ。要は道路の脇に雪を押し付けて高く積み上げてってやるしかないの。

 その雪が積み上げる限界まできちゃってて、二車線の道路は一車線分しか通れる道がない状態。一車線の道は車一台ちょいとくらいの幅しかないっていう。

 信号のない交差点とか、雪の壁が高いせいで車が来てるかどうか全然見えないわけ。街中がそんな感じなんだもん。

 そんな中をバスで駅前までっていったって、まともに動くかどうかもわからないじゃん。高速道路が大雪で止まったりしてるような状態なんだよ。一般道の、しかも国道でもない道の細かいところまで除雪が行き渡るわけもねぇっていうか。

 だから、これはもう早い時間帯にチェックインできるホテルを取ろうと。どっちにしろ行きはバスで行ったとて、帰りはタクシーってことになるんだよ。だったらホテルに泊まった方が色々ラクじゃないかってことになり。

 だってさ、どう考えたって味噌舐めながら日本酒を飲むってなったらさ、そんな早い時間帯に帰れるわけないよね。帰るっていう選択肢が与えられるわけないよね。

 昭和からずっとそこに座ってんじゃねぇかっていうようなカウンターの隅っこのジジイと、どこの美容室に行ったらその色に染めてくれるんだっていうようなド紫のスポーツ刈り一歩手前みてぇなママがいるような飲み屋なんだよ。どうせそうなんだから。あの人の知り合いの店ったらそっちに違いないんだから。

 生ビールすら置いてなさそうじゃん。スーパードライの大瓶ですらないよ。おちょこに燗酒でしょうよ。

 下手すりゃ店の真ん中にある業務用ストーブの上にでけぇ鍋があって、中に入ってるやたらいい匂いのするほろっほろの鶏肉鍋を勝手に食っていいシステムな可能性すらあるよ。

予定が少しずつ崩れていく 

 それで、タクシー代よりはちょっと高いけど、そのホテルの格にしちゃあ安めに出てた部屋をおさえましてね。その土曜日を迎えたんです。

 もうひと要素、書かなくてもいいような余計な話に見えますけど、その土曜日と翌日の日曜日ってのが休みにしてはまあまあ予定でぎゅっとなってまして。

 前の週末も寒波が来てたんです。それも来る前からこいつはヤバいぞってさんざん言われてるようなやつで、確かにひどいもんでした。

 その寒波襲来の前から、車のメンテナンスとあたし自身の身体のケアみたいなのを予約してたんですけど、大雪でそれどころじゃないということでキャンセルになったんです。

 それを一週間伸ばして、つまりこの土日でやってしまおうということになってまして。

 予報じゃ今回の寒波は土曜までってことになってましたし、現に土曜の朝はまあまあいい天気だったと記憶してます。

 風は強かったし、雪もちらっと降る瞬間はあるものの、これまでのやつに比べれば雪のうちに入らないような感じで。

 で、朝の早い時間から車のメンテで出かけなきゃいけなくて。

 ああ、思い出した。

 確か前日も職場の除雪で5時起きとかだったんです。だからって早く上がれるわけもなくて、そこそこ遅い時間まで仕事になっちゃって。

 そういう時って疲れすぎてむしろ眠れないっていうか。

 なんかそういうのってありますよね。モードがなかなか切り替わらない。交感神経がうんぬんとか、医学的なことは知ったことじゃないんですけど、土曜も早起きだと思うと妙に寝付けなくて。

 んで、無事に車屋さんまで行って。代車をもらうほどのメンテじゃないし、店内で待たせてもらってる間に、この後どうしようかっていうことになり。

 予約した駅前のホテルは、チェックインが普段より1時間早めでOK、チェックアウトも1時間遅くていいよプランみたいなやつなんです。

 だからって、車のメンテが終わったらまっすぐ向かってもさすがに早すぎる。じゃあどっかでお昼でも食べようか。

 このあたりになんかないかと、ネットで調べていくと良さそうなお店が何軒か引っかかりまして。じゃあ飯食って、時間を潰し気味にゆっくり食ってから出発すればいいか、なんて。

 でも待てよ。

 今はちょっとだけ天気がいい、いいって言ったって嵐の後の凪の状態くらいのもんですけど、だからってここまで降りに降った大雪のせいで道が狭くなっちゃってるのね。

 大きな通りですらそんな感じだから、ネットで見つかったちょっとした路地に入った場所にある飯屋に辿り着けるかどうか、あやしいもんなんです。

 それに行ったところでお店の駐車場に雪の山が積まれてて、普段よりも車を停めるスペースが少ないゆえに店に入れないみたいなことも、あちこちで起こってるのね。

 その、もしかしたらこういうふうに書いても、どうせまた盛ってるんでしょと。

 いやまぁこっちも心当たりがあるっていうか。ブログにするに当たって適度にフェイクも入れてるし、そもそもありもしない妄言がひどいんだから。

 でもこの断続的な寒波のせいで、融雪設備がある道以外を通るリスクが異常なまでに高くなってるってのはホントで。除雪が行き渡らないほどの大雪で、あちこちで車が動けなくなったり事故ったおかげで大渋滞したりしてるんです。

 そもそも雪で道が狭くて見通しも悪いんだから。そりゃ事故も増えるよねっていう。

 だから、ネットで見つけた初めて行く店って、大通り沿いとか融雪が行き届いてる道沿いにあればまだしも、ちょっと行くのに躊躇するんですよね。

 それで、メンテも終わって、なんとか通れそうなルートにある飯屋に行こうとするんだけど、明らかに満席っぽかったり車を停められそうもなかったり、行ったら最後出てこれなそうだったりして。

 結局、どこの飯屋にも寄れずにチェックインの時間が来ちゃうっていう。延々と数時間、車でウロウロしただけっていう。雪道を。圧雪のガッタガタの道を。

 思えばこのへんから、なにかが始まってたような気もします。

異国の言葉 

チャーハン

 チェックインする前に寄ったコンビニで買ったおにぎりを食べて、部屋中まっくらにしてアラームをかけて寝まして。

 そりゃ寝るよ。連日早朝から起きてて、果ては雪道を何時間も運転する羽目になってさ。そのまま寝ないで新年会とか行ったら、最初の一杯目でダウンしかねないから。

 仮眠っていうか昼寝っていうかを、駅前のホテルでやって、それでも2時間かそこら寝ることができてなんとかっていう感じで。

 で、待ち合わせの時間にその居酒屋まで行くんですけど。これがまた狙ったわけじゃないのに、ホテルのすぐ目の前くらいの位置にあってさ。駅前はアーケードとかがあるおかげで雪の心配は少なめだし、歩く距離もたいしたことがないしで。

 でも、そのアーケードの一部が、雪の重みで倒壊したらしいからね。そのくらいヤバい降り方だったっていう。

 で、どんな店かと思ったら、めっちゃオシャレなところで。居酒屋っていうよりなんかその、個人経営なんだけどシャレてるお店で。

 なんだったんだろう。いたよね。紫ババアいたよね。切れない包丁の似合うババアいたよね。味噌舐めてどぶろくだったじゃん。あれなに? どこに行ったの?

 んで、よくお世話になってるけどこうして飲むのは初めまして、っていうメンツで結構飲んで。といっても量をガンガンいくっていうより、マイペースでゆっくり料理も楽しみつつっていう感じだから、そんなに酔うっていうことでもなくて。

 料理もめっちゃ美味かったな。なんかこういう飲みの席も減ったじゃない。流行り病があってからは減ったと思うんだけど、たまにはいいもんだなっていう。

 そこから一旦ホテルに戻ったものの、なんかシメのラーメンでも食べる? みたいに自分の中でなっちゃって。

 雪の降る寒い繁華街にまた舞い戻りましてね。

 やってるラーメン屋も、賑わってるところとそうでないところとがあって、人であふれてるようなところに行きたくないしってのが強かったせいか、多少は酔ってたからなのかまったく知りもしない中華屋みたいなところに入って。

 座敷しかなくて客もひと組しかいないんだ。店員のおばちゃんはこの国のじゃない言葉で、誰かとずっと電話してて。

 注文を取る時と料理を運んでくる時以外ずっとだよ。ずーっと。

 接客態度がどうのとかは思わないの。そんなのを問われるような店じゃないんだから。いつからあるのか知らないような古ぼけた、場末の中華屋にそんなのを求める方がどうかしてるじゃない。

 でもこんな大雪の夜に、客がいようとお構いなしに電話をしてる相手、電話をしたい相手って誰なんだろうって。

 その相手はどこにいて、こんな夜更けまでその電話に付き合って、いつまでも付き合ってって、どんな関係性なんだろうって。

 もっと言うと、ラーメンを作ってる人はおばちゃんとは別にいるみたいで、厨房の奥に誰かがいるんだろうけど、その人はどう思ってるんだろうとか。

 パラパラ感の一切ない、でもそれはそれで美味いチャーハンと特徴を一切思い出せないラーメンを食いながら、ガヤついた話し声の向こうでも雪の降る音がずっと聞こえている気がしたんです。

 で。

 ホテルに帰って寝たんですけどね。

 起きたら、ここ数日の早起きが習慣になってたのか、5時すぎだったと記憶してます。二日酔いどころかアルコールが残ってる感じもありません。

 ただ、どうにも身体が重い。というより、ホテルのベッドの硬さなのか位置関係なのかわからないけど、寝てて疲れが残るような感じがすごいのね。

 昼間に仮眠した時もちょっとそんな感じはしたけど、今になってそういうのを自覚しはじめて。

 これも習慣というか、冬になるとこうならざるを得ないんですけど、降雪がどんなもんなのかをスマホでチェックしてみまして。天気予報のサイトとか、雪道の交通障害的な情報サイトとか、あとはライブカメラとかで情報収集するわけです。

 で、ひと通り見たところ、今も雪は降ってるけど深夜帯にはそこまで降らなかったっぽい。寒波は土曜までってのは間違いじゃなかったなっていう。もう日曜の早朝ですしね。

 ここで考えたんですけど、このまま寝てもいいけどベッドがどうも合わない感じがすると。こういうのもめずらしいんですけど、あたしの体調のせいなのかなんなのか、とりあえず居づらい感じがして。

 だったらいっそ、家に帰ろうか。

 普段なら除雪もそろそろ終わる時間帯だし、融雪設備のある道を選んでこういうふうに行けば、変な渋滞にはまったりしないだろう。

 もっと言うと日曜日もちょこちょこと予定を入れてて、一瞬だけ職場に顔を出さなきゃいけなかったりするので、それには駅前のホテルにいるより自宅にいたほうが都合がいい。

 そんなことが重なって、まだ夜が明けきらない6時くらいにホテルを出発したんです。

 ルート選択はバッチリで、雪の少ない道を自宅のほうに向かって走ってるんですけど、どうも様子がおかしい。

 雪の降り方が異常なような。

 ワイパーの速度を上げないと雪がフロントガラスにどんどん張り付いていくし、まだ夜明け前でよく見えないはずの空がぼんやり白い気がする。

 でも寒波は落ち着いたはずです。

 天気予報サイトも国道とか高速道路の管理的なところのSNSアカウントも、どこもなんにも発信してないの。先週の寒波やこの土曜までも寒波の際は嫌ってほど気をつけろって言ってたのが、別になんでもないわけ。

 でも目の前の雪はどう見ても異様なんです。あっという間に道が真っ白になっていくし、融雪設備もちょっと追いつかないくらいの勢いなの。

 その融雪設備は、自宅の周辺にもあるんです。ただし、自宅へ通じる道路の途中、どのくらいだろう。3kmとかそれくらいはその設備がなくて、大型の除雪車が雪をどけてくれるのね。

 で、とにかく車を走らせて融雪設備がなくなるその3kmに差し掛かったら、もうちょっと考えられないような道になってたんです。

200m 

 日曜の早朝だから車もほとんど通ってないらしく、かろうじて前に1台とか2台が通ったタイヤの跡が消えかかったような道なの。

 道っていうか、そんなのないんだって。雪の壁というか山ではないところが、このちょっとへこんでる谷間が道ですよね、っていう。

 除雪って、通行量の多い昼間にやるより深夜の方が都合がいいわけです。雪も昼間よりは気温の下がる夜間のほうがどっと降ることが多いってのもあるでしょう。

 それがたまに、降雪のピークが夜明けあたりになることがあって。

 そうなると除雪もあらかた終わっちゃった後にガッツリ降るっていうことが起こるの。

 すごいんだよ、車が前に進めないくらいの雪。急に雪山に迷い込んだみたいになってんだもん。

 マジで、ハンドルを左に一杯に切ってるのに右に車が進むんだよ。低音でサラサラの雪で、タイヤが地面をほとんど噛んでないの。走ってきた勢いがあるから止まってないだけで、でもコントロールができない瞬間が絶え間なく訪れる感じなんだって。

 あのさ、スキー場のゲレンデを普通の車で走れるわけないじゃん。スキーとかスノボであんな感じで滑るしかないところを、車で走るのは無理じゃん。

 だってフロントのバンパーで雪を押しながら走ってるんだよ。デカい除雪車なら押せるよ。普通の車が押せるわけないって。

 自宅周辺の融雪設備がある道路まであと200mくらいの位置まで来てるけど、その200mが越えられないんだって。徐々にでも明らかに前に進めなくなってきてるんだもん。

 これは戻ったほうがいい。

 あとたった200mだよ。

 でも戻ったほうが絶対にいい。

 そう判断することだってまだ簡単な方なんだ。戻るっていったって、道が車の幅しかないんだよ。それだって今にも埋もれそうな勢いで雪がどんどんと降ってるわけ。

 除雪も、一気に降ったせいでまだこの道まで辿り着いてないんだと思うの。Uターンする場所なんてないんだよ。

 つまり、バックで今来た道を戻るしかないの。後ろから車が来ちゃったらもうアウトの道を、バックで戻るしかないの。車って前か後ろにしか走らねぇから。空とか飛べねぇからさ。

 一本道をバックで戻ったよね。前進するのにコントロールを失う寸前になってた雪道をバックで戻ったよね。今思えばよくやったっていうか。

 でも、今の道を行かない限り家には辿り着けないの。いや、もう一本ルートはあるんだけど、かなり遠回りかつ融雪設備のない道を行かなきゃいけないのね。

 そこにさ、大型の除雪車が来て。その遠回りの方のルートを除雪しながら進み始めたんです。

 その邪魔にならないようにどうにか路肩と言うか、路肩なんてもうとっくに雪で見当たらないんだけど、ともかく端に寄って。

 日曜の早朝で車がほとんど通らないような道でよかったよね。除雪車が雪をどけていった道を後を追うようにして走って、途中で一本横にそれないと家の方に行かないからそっちはまた雪中行軍みたいな状態なんだけど、どうにか突破できてさ。

 自宅の駐車場に着いた時にはいつのまにか明るくなってて。ちょっと放心状態っていうか。安心したのとミスったのとで、色々考えることがあって。

 ひどかった。ちょっと判断を誤ったよね。寝づらくてもチェックアウトギリまでホテルにいるのが正解だった。

 日曜になって午後からちょっとだけ職場に行かなきゃいけなくて、そのタイミングではある程度除雪は進んでたんだけど。

 あの早朝の大雪についてはニュースも天気予報サイトも公的機関のSNSとかでもほとんど触れられてなくて、でも現実には警戒しろってさんざん言ってた寒波とほぼ同じくらいの降雪だったんです。

 寒波が終わるって言ってた矢先のことだったから、予測が外れたっていうかもうちょっと続いたってことなのかもだけど、特に触れられてないのが逆にあれは何だったんだみたいなさ。現実かどうかもだんだんあやうい感じに、自分の中ではなってきて。

 雪もこれを書いてる時点ではずいぶんおさまってるんですけど、大雪が長期間続いたんでまだ何か引きずってる感じはありますよね。

温度差 

 雪以外ではなんですかね、ちょっと病気になっちゃってて、でも仕事のピークが来ててみたいなことが色々起こってまして。

 結果どうなるかっていうと、メシがもう雑になっちゃってて。

 食わないってことはないんです。食うんですけど、帰りにやってるスーパーが家から遠いところにしかないんです。

 加えて大雪で車で行くのもかなり大変な状態っていう日が続くと、それでも多少は車で走らなきゃいけないけどまだ近い位置にあるコンビニとか。

 それも飽きるから、深夜もやってる大通り沿いにある牛丼屋とか。カレー屋とかさ。

 栄養学を学んだ人なら卒倒しかねないような食生活に、効くかどうかもわからない栄養ドリンク的なものをがぶ飲みすることて免罪符とするような日々を送ってまして。

 あの、シュークリームをレジ袋の一番下に詰めた上に弁当を乗せて一番上に500mlのペットボトルを立てに置くような袋詰めセンスの店から出発して、あらゆるカーブを全速で曲がって届いたウーバーイーツの弁当のおかずくらい片寄ってるわけ。食事も暮らしぶりも生き方も片寄ってるんだから。

 で、病気になりましたって言われても、そうですかそりゃそうなってもおかしくないですね、ってなるわけ。仕方ないよね、そんなふうに生きてきてないんだから。

 むしろ、行くのも大変な閉店時間間際のスーパーにどうにか辿り着いて、見るも無惨なお惣菜コーナーの売れ残りをかき集めて夕食にするんなら、多少は近い場所にあってあったかい食事が出てくる牛丼屋で味噌汁でも付けたほうが、まだ気が利いてるっていうか。

 その、大手チェーンじゃもう当たり前なんだろうけど、こっちも雪とか忙しさみたいなもので選択肢がなくて、じゃあ外食かっていうことになってさ。

 で、たまに外食チェーンとかに行くと、あぁもうそうなってるんだって気づかされるんだけどね。

 店員さんとほぼしゃべんないよね。

 注文はタッチパネルだし、会計も券売機だし、できたら番号で呼ばれて食べ終わったら返却口に持っていく、あの感じ。

 深夜のドライブインみたいな。自販機から出てくるうどん食ってるのと、やってることっていうか、やらされてることは変わらないよね。

 こないだ、マックのドライブスルーに行ったらタブレット持ってる店員さんがポツンと立ってて、めっちゃビックリしたもん。

 ドライブスルーの注文する機械が壊れたとかそういうことだと思うんだけど、その店員さんが口頭で注文を聞いてタブレットを操作してオーダーしてくれて、あの車の後ろにくっついて行ってください的な案内もしてくれてさ。

 病院だってそんな感じで、精算は機械だし受付の説明も決まりきった感じだし、次の予約も先生に診てもらってるその場でできちゃうしさ。システムが整ってて、それに則って流れていく感じ。

 麻酔なしの強烈な痛みを堪えて処置が終わるまで悶絶してる、その直後に今風のきれいな事務員さんから次の予約について定型文的な説明をされる、その温度差。断絶感がすごいんだよね。

 こっちはそんなすぐに切り替わらねぇからさ。

 処置が終わって息も絶え絶えのところに、マックの店員さんバリの、ポテトのサイズはどうなさいますかくらいの感じで次の予約の話をされてもっていう。

解禁

 でも、悪いとは思ってないんだよね。

 昔は、今でもいるんだろうけど、店員さんとか従業員さんとしゃべりに来てる客っていたじゃん。年寄りがさ、喫茶店とか病院とか床屋とかに、別段用事もねぇのにただただしゃべりに来てるような客っているじゃない。

 あたしはそこまでいってなくて。システマチックにさっさと終わる味気なさみたいなことよりも、スムースに済ませられることの方がいいかなと思う。

 話がしたいなら、話せる人もいなくはないし、こういうブログとかSNSとかで言いたいことは言えるしね。

 どっちかっていうと、相手があってのことなのに仕組みが出来上がっちゃったり空気感が違いすぎることで、そこに乗れないみたいな。

 温度差があるみたいなことの方が、なんだろう、いいとか悪いとかじゃなくてビックリするかな。

 またラーメン屋の話だけどさ。別の店ね。

 厨房が店のどまんなかにあるタイプのレイアウトなんだけど、半分はカウンター席に面しててもう半分はテーブル席っていう感じで。

 席数からしても、丸見えの厨房に立ってる調理人の数からしても、多分流行ってると思うんだ。あたしは初めてだったんだけど。

 ちょうど病院終わりでさ。予後も順調ってことで。でも一般的な飯屋の営業開始にはまだ早くて。グーグルマップで営業中の店を探したら、一番近いのがそこだったっていうことで入ったんだけど。

 そのド真ん中の厨房エリアにはラーメンを作るオッサンが3人いて、マスクもなしでずーっとしゃべってる上に、ニトリルゴムのうっすい手袋とかもなしで素手でトッピングの具を乗せたりしてるの。

 いやさ、あたしだって清廉潔白でも潔癖症でもないよ。昔はどこもそんな感じだったじゃん。

 でもさすがに今はさ、世の中を変えるような流行り病もあったじゃん。インフルエンザとかまだまだ流行ってる時期じゃん。

 だって、その流行り病以前からこの店はここにあったんだよ。その真っ最中はさすがにマスクも手袋もしてたと思うの。そうでなきゃ今ごろ潰れてるでしょう。

 どこかで解禁したんだと思うの。

 いやそりゃあ、解禁してもいいよ。しゃべりたきゃしゃべればいいよ。人間なんだから。

 馬券が大ハズレだった話もしたきゃすりゃあいいしさ。昨日どっかでデカい事故を見たんだとかさ、もうちょっと声はひそめとけよとは思うけどさ、すりゃいいじゃん。

 でもマスクはした方がよくないか? さすがに飲食では、厨房ではした方がよくないかい? 素手はダメなんじゃないかい?

 それも奥に引っ込んでる厨房じゃないからね。フルオープンだから。360度から見えるやつだから。

 たぶんもう慣れちゃってるんだろうし、繁盛してるってことは客もみんな受け入れてるんだろうけどさ、あたしの問題なんだろうけどさ。

 この温度差がどうにもならないよね。せめて近寄らないようにするしかないっていうか。

 ねぇ。

 なんかね。なんか。そんな。そんなだよね。

 ほらもう、まとまりとかなかったじゃんね。そんなだよ。

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