天童市 記憶に埋もれた旅 その2

2016年5月1日日曜日

#ライフログ #旅

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 山形県は天童市へのひとり旅について、風化した記憶を色々な方法で掘り起こしつつ書いてみる謎のシリーズ。今回で2回目になります。
 
 日付は2013年8月14日。例によってGoogle Mapsのタイムライン機能で振り返ってみると最初に位置情報的なアクションがあったのが、19時。

 
 19時!?
 
 そうです。思い出したのが、到着早々、ホテルで一日ゆっくり寝ていたというか引きこもってたこと。旅先のホテルで引きこもるってどうなんだと言われれば、返す言葉の持ち合わせはございません。
 なんでしょう、疲れていたのかホテルが気に入ったのか、時々こういう行動をするんですね、私。別の旅では、ホテルにセルフ缶詰状態で、何しに来たのかよくわからないまま帰るようなこともあったように思います。
 
 タイムラインの経路かGPSの問題なのか、例によって正確ではないであろう軌跡を描いておりますが、この日のざっくりとした行動を書いてみましょう。
 まずは国道13号線、山形バイパス沿いにあるホテルを出て、天童駅方面へ。徒歩です。おそらく夕ごはんの買い出し、あるいは外食に出たのだと思います。
 知らない街をふらふら歩くのは大好きです。車で動くのも楽しすぎますが、徒歩ですと途中でいい感じの居酒屋さんとか見つけちゃって、お酒飲んでも大丈夫ですしねぇ…
 
 この辺り、旅館やホテルが密集している地域になっていて、記憶があります。老舗らしき旅館から大きなチェーンのビジネスホテルまで、旅の宿には困らない地域かもしれません。
 Google Mapsで辿っていると、途中でスーパーや食事ができそうな場所がいくつかありますが、経過している時間を見る限り興味がなさそう。
 そのまま駅の南側の道路から線路を越えて、駅の西側エリアへ。しばらくしてから南に方向を変えて、ぐるりと回るようにまた線路をまたぎます。おそらくこの辺のスーパーで買い物しているとは思います。
 さらに天童公園の北を公園外周に沿うように移動しつつ、結局約2時間ほどでホテルに帰ってきてますね。
  
 …これ、自分を尾行しているような、どうにも奇妙な感覚です。ちなみにこの日のハッキリした記憶は、タイムラインやストリートビューを見てもサッパリ思い出せません。
 
 
 翌8月15日。滞在3日目です。
 まあ贅沢なというかなんというか、この日も動きがあったのはお昼をとっくに回った13時過ぎ。徒歩でホテルを出て天童公園付近をぐるぐるしています。昨日は夜の見回りでしたから、昼間出てみたんじゃないでしょうか。
 書き起こしているとどうにも他人事のようですが、細かなところは覚えておりませんから、我ながらもどかしい状態。脳内の開けていない引き出しを、手当り次第に開けては閉めてるようですよ。
 
 何か記憶の手がかりにならないかと、過去の天気を検索してみると、滞在期間中は晴ればかり。気温も30度は超えています。
 けれども、それほど暑かったとか汗をかいた記憶はありません。この日の記録を見ると、徒歩での移動履歴が細切れに表示されていて、ちょこちょこお店に入ったり、その次はお茶したりしつつ歩いていた様子。なので、実際の気温とは裏腹に、そういう印象だけが残っているのかも。
 
 天童市ならではの将棋の駒を模した看板も思い出に残っていますが、ストリートビューを見ていたら思い出したのが、道の駅 天童温泉にある噴水広場。
 ここは普通の噴水のように池になる部分はなく、フラットに続くアスファルトから直接噴水が吹き上がるようになっています。吹き出し始めは弱々しいのですが、徐々に高くまで吹き上がっていくような感じ。
 そこで子どもたちがびしょびしょになりつつ遊んでいる光景が記憶にあったのですが、その光景が天童に行った時に見たことだったかどうか、いつの間にかハッキリしないようになっていました。他の噴水のある場所と、記憶が混ざってしまった状態といえばいいでしょうか。
 今回こうして記憶を補完してみると、確かにこの時に見た噴水で間違いありませんね。
 
 それにしても、地図やストリートビューを見た時の「ここ見たことある感」は、なんとも表現しようがないものですね。急に記憶の回路が繋がると、それにつられて周辺の出来事を思い出したりもしますから、一気に思い出が帰ってきて圧倒されることもしばしば。

 昔の自分を尾行するような記憶を辿る旅のお話、もう少し追尾していきたいと思います。
 

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