新潟県聖籠町の「聖籠観音の湯 ざぶーん」に行ってきました

2016年12月1日木曜日

#レビュー #日帰り温泉 #旅

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 前回のエントリー、新潟県長岡市の「天然温泉 麻生の湯」に行ってきました では、長岡市の天然温泉に行ったお話でしたが、今度はずっと北に位置する聖籠町にある温泉です。気ままな旅ゆえ、ふらふらしっぱなしですがお付き合いください。

 日帰り温泉・ホテル ざぶーん-新潟県聖籠町-露天風呂・大浴場・宿泊・レストラン
 http://www.zaboon.co.jp/ 


2018年12月16日追記
 18年12月22日より新しい源泉にて営業開始となるようです。詳細は上記公式サイトをご確認ください。

2018年10月18日追記
 現在、源泉の不具合により沸かし湯での営業をされているようです。詳細は上記の公式サイトをご確認ください。


 聖籠町は新潟市の北に位置しています。その向こうには新発田市があり、挟まれたような格好になりますね。市町村の合併が進む中、町としてやっていくというのは、色々興味深いところです。
 新潟市からはバイパスが通っていまして、決してアクセスが悪いというわけではありません。私もそれに乗っかって、すいすいと聖籠町へ辿り着きました。
 その名も聖籠インターを降りて15分くらいでしょうか。住宅地の中のちょっとした林がある一帯にこちらの温泉があります。
 
 その途中でコンビニに寄って、軽いお昼にしたあとで、ざぶーんに到着。季節柄、今回も小雨がパラつく、あいにくの天気です。
 行ってみると駐車場が8割は埋まっていまして、混雑しているのかなと、ちょっと残念な気分になります。平日に出歩いていると、人の少なさに慣れてしまっていけません。
 とは言え、ここまで来ておいて帰るのもなんですから、着替えを持って傘を持たず、入り口の方に向かいます。

 
 その入り口脇に掲示物がありまして、読んでみると何やらレジオネラ菌云々と書いてありまして、ちょっとビックリ。
 あとで調べてみたら、保健所の調査で基準を超えてレジオネラ菌が検出された、ということがあったようです。この時はおやっと思いましたが、掲載の写真の通り大丈夫のようですし、何より駐車場は満杯に近い状況ですから、問題なかろうとそのまま入店しました。
 

 
 鍵付きの靴箱に靴を入れて、受付へ。ご年配の仲間連れが並んでいましたので、受付脇の物販コーナーを眺めてちょっと間を開けることに。
 拳大よりもふた周りくらい大きな梨が2個入りで400円で売られていて、思わず手が伸びそうになります。旅の途中ですから包丁もまな板もありませんし、まぁそんなものはなんとでもなるんですが、多分2個も食いきれないなということで、自制心が勝りました。
 
 750円でタオル付きです。地元町民ならさらに安くなるようですが、受付の妙齢のお姉さんいわく、「SDカードがあれば割引になりますよ」 とのこと。
 SDカードと言われて、スマートフォンとかで使うメモリーカードを思い浮かべたもんですから、あきらかにキョトンとしていたんでしょう。お姉さんから優良運転の証明書だと説明がありまして、そこで初めて知りました。
 これもあとから調べたんですが、聖籠町って免許センターの所在地のようで、そういう絡みかもしれません。そしてそのSDカードとやらを持っていると、ガソリンスタンドなどあちこちのお店で割引があるようで、機会を見て私も発行してもらおうかと思っています。
 
 
 さて、受付から左手に伸びる通路を歩いていくと、左側には休憩ができる大広間、右にはお風呂の入り口があります。大広間は老若男女ならぬ老男女でいっぱいでした。
 浴室は日にちによって男女入れ替え制で、今日は観音の湯というところのようです。お風呂のレイアウトも違うようですね。
 暖簾をくぐって中へ。たくさん並ぶロッカーから、受付でもらった鍵の番号を探します。
 だだっ広いであろう休憩室が結構埋まっていたので予想はしていましたが、更衣室はご年配のお客さんがチラホラいる程度で、おそらく浴室も混んではいなそう。皆さん、お風呂につかって、あとはここでのんびりするという算段なんでしょうね。
 
 浴室は仕切り付きの洗い場と浴槽がいくつか並んています。
 観音の湯には歩行浴という、浅くて歩けるように手すりの埋まっている浴槽がありました。
 私は普通に何もないお風呂へ。結構ぬるっとした感触のあるお湯で、匂いもしっかりとします。
 あまり詳しくはないのですが、ざぶーんのサイトによると、ナトリウム-塩化物強塩温泉とのことで、海水のように塩っぱいんだそうです。確かに湯上がりはずっとポカポカしているような感覚がありました。
 
 ガラス張りになっていて、内湯から露天風呂が見えます。
 ここからでもなかなかの眺めでね。ちょっとした庭のように小奇麗に整備されていて、深い緑の葉をつける木々に混じって、ちょうど紅葉が、赤というより紅くなって目を惹きつけます。
 身体もだいぶあたたまったので露天風呂の方へ。浴槽はひとつで屋根がありますが、目の前はすぐにその庭です。
 はらはらと落ちる黄色の木の葉と、誰にも気付かれないように降る秋の去り際の雨がなんとも言えず、わずかに時の刻みが遅くなったような気さえしたものです。
 排水の音がちょっとうるさくていけませんが、ゆっくり景色を楽しみました。
  
 
 湯上がり。
 ちょうど大相撲中継が始まって、遠くにそのざわめきを聞きつつ、一服します。
 もう少し人が少ないと個人的にいいのですが、ちょっとした騒動があってもお客さんが絶えないのを見れば、地元の人達に愛されている施設なんだろうと思えます。
 ひと息入れて、また旅に戻るといたしましょう。

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