日帰り温泉レビュー 新発田温泉 あやめの湯

2017年1月1日日曜日

#レビュー #日帰り温泉 #旅

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  旅先での日帰り温泉シリーズ。今回も新潟県です。2016年末に故あって再び訪れています。
 
 新発田市は新潟市の北側に位置しておりまして、その中心部からやや外れた当たりに、今回訪問したあやめの湯があります。直前の旅では新発田市には行きませんでしたが、実はずっと前に訪れていまして。確か約10年ぶりと記憶しています。


 10年前も1月頃だったんじゃないでしょうか。
 ふらふらとほっつき歩いているうちに、看板を見つけて立ち寄ったような流れだったと思います。
 
 月日が経てば街は変わるもので、国道7号は2車線のデカい通りに変わっていましたし、色々店ができたりもしているものですから、記憶に頼って車を走らせていたら、がっつりと道に迷いましてね。
 仕方なくグーグルマップを開いてルートを確認したところ、意外と大きく外れてもいないことに気が付きました。
 実際のところ、件の温泉への道順はそれほど面倒ではありません。新潟方面からなら国道7号線バイパスをそのままそのまままっすぐ北へ進みまして、新発田市街地へ。さらにずっと進んでいきますと市街地から外れたかな? という感じの景観になった頃に、大きな跨線橋に出くわします。それを超えるとあやめの湯という看板が道の上にありますからもう少し直進。大きなパチンコ店のある交差点を右に行くだけ。
 
 私は旧道の市街地に行ってしまったようで、記憶が混在していたのがよろしくなかったようです。

 あやめの湯に辿り着く直前から、田園風景が記憶を刺激しましてね。そうそう、こんなところを走ったな! と思ったら到着。温泉への入り口付近も記憶にあるものと合致しましたから、10年前と特段変わりなく営業されているのでしょう。


 足湯が外にありまして、これは無料の様子。屋根と囲いがあって中は覗けないようになっていますが、湯に足をつけながら、ご年配の方々が何やら談笑しているのが聞こえてきます。
 何やらお湯も汲めるようで、入れ物を持ったおじいちゃんが四苦八苦していました。
 
 入り口の傍らでは移動販売というか、軽トラとテーブルなどでスペースを作って、野菜を売っている方も。ネギや白菜など新鮮そうな物ばかりでしたが、流石に旅の途中では手を出しにくく、断念します。

 さてさて、いざ入店。ガラガラと戸を開けると、受付の小窓が左に。右は靴箱です。大人1名400円也。タオル類はありませんが、安い価格設定ですね。
 お金を支払うと、右手が女湯、左手が男湯に別れていて、右の奥の方は休憩スペースのある離れへと続く廊下になっています。貴重品ロッカーや自販機なども廊下の途中にあります。
 
 当日は雪も残る寒さでね。中が昔と変わっているかどうかよりも、まずはお風呂へということで、そちらへ向かいます。
 昔ながらの銭湯に近い空気感がする、手狭な感じの脱衣所に洗面台の脇には、今では学校にしかなさそうな大きい体重計。ロッカーはコイン返却式になっています。
 
 風呂場の中も決して広いとは言えません。
 仕切りのない洗い場が壁沿いに並んでいて、その逆側が湯船。午後も遅くなっての訪問でしたが、まあまあ混み合っていました。
 お湯はちょっと濁りのある感じで、あたたまりがいいと感じました。もう少し人が少なければのんびりしていたかったのですが、浴槽がひとつしかないので落ち着いてもいられない感じだったのが少し残念です。
 
 しっかりあたたまってから、お風呂を出ます。ちょうど離れの休憩室から団体さんがガヤガヤと出てきたところ。ちょっと一服と思ったのですが、離れまでの廊下を進んでいくと、地元の方々がまだまだ大勢いるような話し声が聞こえてきたものですから、新参者は遠慮して退散することにしました。

 ゆったりとはしていませんが、土地の人々に愛されている感のある、いい温泉でした。日曜は朝風呂もやっているようなので、旅程次第では朝からひとっ風呂浴びて、時間の無駄なく旅を続けることもできるでしょう。 

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