虫刺されが気になる季節はハッカ油とアレで乗り切ってます

2017年5月13日土曜日

#グッズ #雑記

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 これからの時期は虫刺されが嫌ですよね。虫除けにハッカ油を使うと効果があるという話を聞いたことがあるかもしれません。私も常備しています。

 実際に毎年使ってみて、虫よけ効果などの経験談を書いてみたいと思います。外に出かける際には、もしかしたら必須になるかもしれない、ハッカ油とアレのお話。

北海道でキャンプ



 いきなりですが、一番効果があったなと思った時のことをお話してしまいましょう。
 
 その前に断っておきますが、以下はすべて私の経験談ですし、肌の強さや体質が関係あることかもしれませんので、これを読んでやってみようとか思った奇特なかたに何があっても責任は取れません。
 
 数年前になりますが、ひょんなきっかけで北海道で3泊ほどの日程でキャンプに行ったことがあります。
 その時点では、キャンプはほとんど経験がありませんでしたし、今でも未経験者の方にかなり近いような感じです。車中泊のほうがはるかに多いですからね。

 なので、テントの立て方も知らない素人なのですが、同行する予定のメンバーは慣れている人たちばかり。
 なんでも年に何十泊とテントで寝てるそうでして、こっちの車中泊歴と似たりよったりな感じ。それならいっそ、色々お任せしてしまおうということになり、道具類なども貸してもらえるということで話が進みましてね。心配なのは天候くらいなものでした。

虫がデカい

 北海道自体はその時点でもすでに何度か訪れたことがありましたが、キャンプ場というと山の中でしょう。
 北海道以外であれば、山の中だって行ったことがないわけじゃありませんが、事前に準備するものもあるだろうとこのキャンプに誘ってくれた同行者に訊ねたところ、第一声が、
 
 「虫がデカいよ」
 
 そこかと。そこですかと。

 なんでも、キャンプ場にいる虫は本州で出くわすような奴らに比べて大きいし、噛まれたり刺されたりすると厄介だと。
 しかも並の虫除けじゃ効かないということのようでしてね。刺されたらかなり腫れ上がるとも言っていたのです。
 
 あれでしょ、ドラクエみたいなRPGだったら経験値いっぱいもらえるやつでしょ。経験値どころか宝箱守ってそうなやつじゃないの。なんなのその虫は。

 そんなのね。事前にそう聞かされたら、なにか対策をしとかないといけないでしょうよ。手ぶらで殴り込んでいい場所じゃなさそうっていう。
 とはいえ、いくら北海道といっても、季節的に長袖じゃあさすがに暑すぎると思うんです。夜はともかく、昼間はさすがに半袖でしょうと。だから、どうしても肌を露出することになりそうなんですよね…

ハッカ油で虫刺されゼロ

 その頃はすでにハッカ油を使っていましたし、効果はありそうだとも思っていたのですが、この北海道行きで完全に確信に変わりました。
 
 結果から書きますけど、このキャンプに参加した数名のメンバーで、3泊のキャンプ期間中に虫に一度も刺されなかったのは私ひとりだったのです。被弾ゼロですよ。すごくない?
 
 確かに北海道の山奥の虫は半端ではありませんでした。
 季節は夏真っ盛り。いつも見る蚊の3倍くらいはありそうなのが我が物顔で飛んでいますし、気がつくと見たことのない色の虫がテントにもテーブルにもひっついている状態。
 どっちかといえば図鑑になら載ってそう、載ってそうっていうか生息地:アマゾンとかのやつだったから。マジだって盛ってないって。

 一緒に行った連中も、何度も北海道でキャンプしてますって人たちだったわけ。なので、各々が蚊取り線香やら超音波で撃退みたいなグッズで対抗したりしてて。
 あとは、暑いのに長袖を着てみたりとかさ、色々やっていたんですけど、そんなの無視なんだから。虫だけに。

 もう一回書いとく? いいの? 渾身のやつ書いとく? 後悔しない?

 でね、やつら服の上から刺してくんだから。長袖の吸汗速乾素材のやつとかじゃ防御できないんだって。もっと鎧をいいのにしなきゃやられるっていう。それこそRPGでいう、敵の強い地域に足を踏み入れちゃった感じなんだから。

 で、もう服の上から刺されまくって、ふくらはぎがパンパンに腫れ上がって熱を持つ人もいたりしたんです。

ボディペーパーも有効?

 そんな中でのあたしだけ被弾ゼロですよ。これは快挙でしょう。

 これはもうハッカ油のおかげだと思うのですが、それ以降の経験則で、ハッカ油に加えてもうひとつアレを使うと効果があるんじゃないかと思っているアイテムがあります。

 それは、男性用化粧品売り場などで見かける、汗を拭いたりするボディペーパー。これがいいような気がするんですよね。
 
 本当か嘘か知りませんが、蚊などは汗の匂いで寄ってくると聞いたことがあります。
 北海道とはいえ真夏ですから日中はガッツリと暑かったこともありますし、お風呂に入れない可能性も考えて、キャンプの日はこの手のボディペーパーを大量に持ち込んでいたのです。

 そして、暇さえあれば露出している部分を拭いていたんですね。もっともその時は虫除け効果があるとは思っていなくて、普通に汗もかいてたってことなんですけど。
 で、拭いた後で、ハッカ油を水で薄めたものを100円ショップで買った小さなスプレーボトルに入れて、肌にシュッと吹きかける感じです。
 
 ご存知のかたもいるかもしれませんが、ハッカ油は原液で皮膚につけると痛いくらいの刺激があります。普通は薄めておいて使いますし、さらにあんまりベタベタとつけるものでもありません。

 そんなものなので、ボディペーパーで拭いたあとにハッカ油の希釈液を吹きかけると結構なスースー感がありまして、今はすっかり慣れてしまいましたが、まぁまぁ悶絶する時もあったりしたのです。
 ですからキャンプ後半は、露出している肌はボディペーパーオンリーにしておいて、ハッカ油は服に吹きかけていました。それでも被弾ゼロだったのです。
 
 朝起きるとモスラの幼虫の精巧なミニチュアみたいなのが、テントの中をのっそのっそお散歩してるのを発見するような環境でしたが、おかげで楽しくキャンプを終えましてね。
 その後、本格的にキャンプをする機会は今の今までありませんが、初夏から秋の終わりになるとこのハッカ油+ボディペーパー作戦で毎年乗り切っております。
 
 もちろん、まったく刺されないわけではありません。年に1〜2回は刺されて痒い思いもするのですが、ハッカ油やボディペーパーってどちらも多少はかゆみ止めになるんですよね。刺された箇所に塗っておくと、しばらくは痒みが多少なりともおさまるんです。個人的な感想です、ってやつですよ、あくまでも。

 どういう理屈かはわかりませんが、市販のかゆみ止めはここしばらく買った記憶がありませんし、どちらもそういう効果があるんだろうなと思っております。
 

効果はあるけど人を選ぶかも

 ハッカ油は薄めて使うものと書きましたが、慣れてきたのか使い始めの頃はキツめだったスースー感は今ではそれほどでもなく、原液をちょっとつけたくらいでは動じなくなってしまいました。
 ただ、目などの粘膜に触れると非常に痛いので、初めて使うというかたは注意が必要です。ありがちなのがハッカ油が付着した袖で顔の汗を拭いちゃって、その後大変な目に合うというやつ。すぐに洗い流しましょう。
 
 ハッカ油もボディペーパーも香りがありますし、肌の強さもあるでしょうから、虫除けに使うとなると人を選ぶと思います。私は完全に慣れてしまったので、今年もお世話になるでしょう。

 話はちょいと逸れますが、蚊取り線香の匂いが好きでしてね。家にいる時は、夏でもなければ蚊もいないのにそっと点火してみることもあったりします。


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