発売から時間が経過してしまいましたが、発売中のsmart11月号の付録になっている、BEAMSのボックス型バックパックがかなりのクオリティでした。
ボックス型のバックパックを見かけるようになったのはいつくらいからでしょうか。
流行り物は避けて通るようなひねくれ者ですが、今回初めて使ってみてボックス型の個人的なメリットを感じたので、それも合わせて書いてみたいと思います。
まずは今回の付録のビジュアルから。
ちょっと撮影場所に悩んでしまったのと、天候の問題もあってなんとなく妙な空気感の写真になってしまいましたが、せっかくですので載せてみます。
本体は黒でポリエステル系の材質。質感は安っぽくは感じません。
雑誌の付録ですので、折りたたんだ状態で店頭に並んでいるため、シワをとってあげないとボックス型っぽくならないかもしれません。
本体は、一泊二日程度の旅行なら普通に使えるサイズ感、収容力といえば伝わるでしょうか。雑に着替えを突っ込んで、ぷらっと出かけるのに躊躇がいりません。
背負った際の見た目は、円筒形や卵型のバックパックよりもゴツい感じを受けますが、バッグとして見た場合の収容力や使い勝手はボックス型の方が理にかなっているかもしれませんね。
出し入れは上部から。ファスナーでコの字型に開きます。さらに小物を入れておけるファスナー付きのポケットがあります。
本体がボックス型とはいえクタッとしているので、コの字型のファスナーの開閉時にカド部分で引っかかる感じがちょっと気になります。ファスナーの動き自体は問題ありません。
上部のポケットは横長の形状をしています。入れるかどうかは別として長財布くらいの物なら入ります。イヤフォンなどの小物を入れておくのに便利です。
両サイドには、ペットボトルや折り畳み傘を入れておけるようなポケットがあります。
また、表面のBEAMSロゴ脇にはデイジーチェーンというんだそうですが、カラビナなどを付けておける飾りベルトが付いています。ポケット数は少なめなので、こういったものを利用するとよさそうです。
ロゴはちょっと大きめで個人的には小っ恥ずかしい感じですが、色合い的にはそれほど目立つものでもないと思いますし許容範囲かなと。
特筆したいのは背負うためのベルト。
太さや柔らかさがいい感じで、背負っていても疲れません。かなりクッション性のあるモチモチした素材になっていて厚みがありますから、触り心地がいいんですよね。
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ベルトの裏地はメッシュ素材 |
個人的にですが意外と使い勝手が良かったのが、日帰り温泉の脱衣所。
よくある四角いタイプのロッカーってお世辞にも大きくないので、着替えを取り出す時などバッグの中身をゴソゴソしにくい時があります。
ボックス型だと、ベルト部分を下にして寝かせた状態でフタを手前にして置いておくと、着替えなどが取り出しやすいんですよね。トートバッグとかよりもいいかもしれません。
使ってみた感じでは、普通に使うぶんには耐久性なども問題なさそうでした。
バスや電車で一泊ちょいくらいの旅なら充分でしょう。着替え以外にはそれほど荷物がないか、あるいはボディバッグなどのサブがあるなら数日くらいはイケると思います。
色やシルエットも若年層向けっぽいガチャついた感じはありませんし、「いつも使ってますけど何か」 的な空気を出さずとも 、ある程度落ち着いた年齢層の人が使っていても違和感はないんじゃないでしょうか。
ポケット数が少ないのですが、バッグインバッグやサブバッグで補えるでしょうし、そういったもので補いにくいペットボトル入れが付いているあたり、そのへんの事をちゃんと考えられているなと感じました。
考えられているといえばベルト。これは、ここだけ売っててもおかしくないくらい、いい感じで仕上がっています。バッグに入れる中身にもよるんでしょうが、背負いやすいし肩に食い込む感じもなくいい出来です。
簡単ですがsmart誌のバックパックでした。次の電車旅はこれで行こうと思ってます。