ゴールデンウイークに旅をしてきたのですが、その際にワークマンのサンダルを購入しました。
結果的に旅の間中それを履いていたので、今回はレビューやインプレッションというほどおおげさなものではありませんが、ちょっとした感想を書いてみたいと思います。
フィールドサンダルアドバンス
そもそもサンダルがいるなと思ってたんです。
長い旅、それも車移動で運転となると、足に疲れが出ます。同じ姿勢で足先だけでアクセルを操作するわけですから、あまり重くてカッチリした靴はつらくなります。
だからといって、スリッパ的な履き物では的確なアクセル操作ができず運転に支障をきたしてしまうおそれもありますし、安全運転義務違反ととられる可能性も考えられます。
要は通気性や柔軟性を確保しつつ、運転時にあやまって脱げたりしない軽い靴という条件を満たした履き物がほしいなと思っていたんです。
で、よさげな靴の話をネットで見かけていて、試してみたいなと思っていたのがワークマンの「フィールドサンダルアドバンス」です。
車の旅とサンダルと
旅に出る、しかも特に計画性もないような旅をするので、運転だけではなく気が向けば街ブラ的な散歩もしますし、ちょっとした野山や公園、場合によっては砂浜なんかも歩く可能性があるものですから、靴ってのは大事なんです。
雨が降ればそれなりの靴を履きますが、撥水性や防水性に優れた靴ってのは冬以外の季節の晴天時や長時間の運転時には、やはり軽い靴がいいんです。
実は、昨年。2023年のゴールデンウイークにも、出発前に同じ用途で同じワークマンで靴を買ってるんですよね。
率直に言えばこの時は失敗だったんです。
その時は自分が必要としてる用途をあまり深く考えられていなくて、たまたま入店したワークマンの店舗で値下げになっていた軽い感じの靴を、それが出会いと一期一会と受け取って買ったんです。
天啓ですよね。ゴッドの。ワークマンゴッドの。光がぴかーって。ぴっかーって。
なってたんだもん。あの時はなってたように見えたんだもん。ぴっかーって。
でもねー、違った。いや値段なりの靴でしたよ。でも運転の負担を減らすとかには向かなかったの。途中のコンビニで休憩する時もちょっと履いていってもOK的な用途には向かなかったの。
その悔いというか。思いが、今回また靴を買わせたっていうか。図らずもまたワークマンでっていう。ゴッドの意思を感じるやつですよ。おでこに「わーく」って書いてある神様のおめしぼしを感じるやつですよね。
もうひとつ、靴がほしい理由めいたものがありまして。
前回のブログ記事で、ウダウダクダクダと長ったらしく旅に行ってきた話をしたんですけど、書いた通りに旅に出るにあたって行っていいのかみたいな、自分の中のハードルがあったんです。
それを越えるのに、新しい靴を買うみたいなことがあれば、ある意味ちょっとうしろめたさすらある旅の始まりが少し楽しくなるんじゃないの、みたいなことも期待してたんですよね。
で、今回買ったフィールドサンダルアドバンスは、お値段なんと2500円なんですよ奥さん。清水の舞台から飛び降りるつもりでも無事着地しちゃえる感じ。
推しのポイント
写りがあれですが黒を買いました |
で、そのフィールドサンダルアドバンス。
今回の旅でほぼほぼ全日程をこの靴で過ごしました。旅の一番最初にやったことがこの靴のお買い上げですからね。
実際にどういう条件でどんな場所をどのくらい履いていたかを、まずはザックリと書いておきます。
・靴下着用
・自動車の運転(約750km、17時間)
・市街地、砂浜、自然公園などを歩く(約6km、3時間、1万歩ちょい)
…こうやってみると運転時間どうかしてんな。ちょっと考えたほうがいいんじゃないかな。マジで。
このフィールドサンダルアドバンスは、サンダルというイメージを持って手にすると、ちょっと違うなと感じると思うんです。
どっちかというと靴とサンダルの中間的な作りになっていて、いわゆるつっかけ的な、足の甲だけで履くというよりはあちこちちゃんとホールドしてくれるような感覚です。
要は、いわゆるサンダル履きの不安定な部分がないサンダル、というのが推せるポイントだと思っています。
サンダルよりももっと靴よりな作りになっているので、普通の靴のような安心感とサンダルのような気楽さ軽さの両方があるんですよね。
で、2500円っていう。色んな意味でバランスがいいんじゃないかなと。
履き心地レビュー
もう少し細部について書いてみますね。
この靴は、サンダルといいつつも足先が靴のように保護されているタイプです。足の指が露出してないので自然の多いような場所を歩いても安心感があります。
旅に出ると、足元が気になるシーンって自分の思ってた以上にあるなと思ってて。例えば街を歩いててもちょっとした段差や小石、水たまりとかに対して、ふわっとした靴だと気を使うというか。
他にも、コンビニとか道の駅とかでトイレに寄ったりもするし、砂浜に降りて海の写真を撮ったりするかもしれないし、ちょっとした舗装されてない公園内の道とか歩くかもしれないじゃないですか。
足先の怪我とか汚れとかそういうものに注意を払いながらおでかけするってのはちょっと厳しい。そういう時でも足先がちゃんとカバーされてると、やっぱり安心感があるんですよね。
安心感ってことでいうと、一部に反射材を使用しているのがワークマンの商品っぽいなと思います。
靴の脇からかかと付近はところどころ空いていて、履いている感じは靴というよりサンダル寄り。
かかと部分もベルト状のパーツがあるので、スリッパのようにスッと足をいれるような履き方は難しいのですが、そのぶん歩いていて脱げそうになるようなことはありません。
このかかと部分はサイズ調節できるような仕組みはなく、それほど伸びもしないので、こういう感じが好みかどうかはいったん試着して確認したほうがいいと思います。
フィット感の調整は写真にもある足の甲部分の紐で行います。
この紐の先端部分は樹脂製のフックが着いていて、足の指の上あたりにある小さなループに引っ掛けることで固定できます。
これによって、紐の先端が遊んでしまって邪魔っぽくなることがないので、いい仕組みだと思います。
この引っ掛けてある部分って、歩いているうちに外れるんじゃないのと思っていたんですが、先に書いたような使い方をしたその限りでは、外れることはありませんでした。
また、砂浜を歩いた時は開口部分から砂が入ってくるかなと思ったのですが、今回はそういうことはありませんでした。もちろん普通に歩いているだけで、とりわけキャッキャいって走り回ったりもしてはいないので、歩き方やロケーションにもよると思います。
履き心地という点ではソール部分も気になります。
公式サイトの商品紹介ページでは三層構造のソールを採用していると記載があり、クッション性に優れているとのことでした。
実際にこの靴を履いて1万歩ちょい、先程書いたようにちょっとした野山っぽい場所や街の中などを歩いてみた限りでは、足が痛くなったり靴擦れを起こすようなことはありませんでした。これは靴下を履いていたことも関係あるかもしれません。
普段は仕事で一日平均1万歩以上歩くので、履き物のインソールはシダスなどのちょっといいのを使っているのですが、それと比較してもこのサンダルのソールが明らかに劣っているという感覚はありません。
今回はドライブ中にも使用しましたが、結果ぜんぜん問題なく使えました。
スニーカーなどを長時間履いて運転してる時の蒸れる感じや窮屈さなどもほぼ感じませんでしたし、靴底がしっかりしているのと、かかとまでホールドしているので安定して運転できます。
アクセルの感覚なども普段履いているスニーカーと比較して、特に違和感なく運転できています。
自家用車で旅に出ると、長時間の運転をする時用のラクな靴と街歩き用や雨の日用のしっかりめの靴とを持っていって、状況に応じて履き替えたりするのですが、天気さえよければこれひとつで対応できるシチュエーションが多そうですね。
この靴自体は少々水に濡れても大丈夫なようで、川遊びなどでも使えるのかもしれませんが、自分はまだその用途では使っていません。
注意点とあったらいいな的なこと
注意点というか、サイズ表記が一般的なセンチ表記ではなくSML表記なので、通販などで買うよりは店頭で実際に試着してから買ったほうがいいと思います。
公式サイトでも、サイズのセンチ表記での目安は書いてあるのですが、あくまで自分の印象としてはワークマンの商品って服にしろ靴にしろ表記に対してちょっと小さめかなと思うことがあるんですよね。
ワークマンの場合、公式サイトで各店舗のおおまかな在庫を確認できるので、最寄りのワークマンに在庫があるかどうかを事前に調べてから買いに行くのがおすすめです。
サイトではサイズと色を入れる項目があって、その在庫があるかどうかがザックリわかるので、ついでにワンサイズ上の在庫も確認して行ったほうがいいかもしれません。
あとは強いて言えばですが、カラーバリエーションが二色しかないので、おしゃれに気を使う方には物足りないかもしれませんね。
黒はいいとして、グレーかぁっていうのはちょっとあります。個人的にはネイビー系とかがあるといいんですけど。いずれにせよ、もうちょっと選択肢があるといいですよね。
サンダルだけどサンダルじゃない
履いてみた感じでは、ちゃんとサイズの合うものを履いて調節すればまったく問題なく使えるアイテムでした。
ネーミングがフィールドサンダルアドバンスなので、アウトドア系な用途っていうイメージですけど、普段履きで使ってもいいというか、むしろ普段履きのまま軽いレジャーに行けちゃう感じの靴だなという印象です。
サンダルの履き心地がほしくて、でも歩くことにそれほど気を使わなくてもいいという感じ、かつ試しに買ってみてもいいなと思える価格帯というのがこの靴のウリだと思います。
そんなフィールドサンダルアドバンスを買ったよというお話でした。