応援の意味を込めて えちご川口温泉で朝湯(新潟県長岡市)

2018年12月14日金曜日

#日帰り温泉

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 えちご川口温泉については過去にも記事にしました。私が訪れたことのある日帰り温泉の中でも気にいっている場所のひとつです。
 実は最近、当地が源泉のトラブルに見舞われています。営業はしているのですが、源泉を使えないため温水(水道水)での営業を強いられている状況です。
 
 そんな中ですが、休みということもあり温まりに行ってきました。しかも一番風呂だったというお話。

2018年12月16日追記
 12月21日から復活オープンするとの情報がありました! なお17日から20日まで臨時休業されるそうです。
えちご川口温泉復活記念企画| オフィシャルサイト ホテル サンローラ・えちご川口温泉 - http://www.hotel-sunrolla.jp/topics/2575/


休憩所から眺める景色。浴室と同じ並びなのでそこから見える景色もこれとほぼ同じです

超豪華な銭湯だと思えばいいじゃない


 源泉トラブルについては公式サイトで説明があります。

源泉くみ上げの不具合について| オフィシャルサイト ホテル サンローラ・えちご川口温泉 - http://www.hotel-sunrolla.jp/topics/2557/

 個人的には、日帰り温泉の泉質というものに強いこだわりはありません。源泉かけ流しではなく加水加温であってもOK。
 昔ながらの銭湯がその代表ですが、家の狭い風呂ではなく広い湯船につかる価値。あるいは湯上がりに飲むビンのコーヒー牛乳みたいな、雰囲気モノを味わいに行くという価値。
 私にはこっちの方が重要なのです。
 
 ですから市水の沸かし湯であろうが特にどうということもなく、さらには通常料金より値引きしてあるということもあり、要は超豪華な銭湯だよね? ってなノリで朝から行ってきました。
 
 えちご川口温泉は長岡市の中でも飛び地になっている川口地域にあり、地元の方以外はなかなか訪れる機会がなさそうなエリアです。
 ただ、関越道越後川口インターや鉄道駅の越後川口もあり、特に車であればアクセスが悪いというわけではありません。
 
 とはいえこのあたりに何か用事があるかといえばそうでもなく、近隣の長岡市や十日町市、魚沼市から越後湯沢といった方面に行く途中で通過することが多いんじゃないでしょうか。

やる気スイッチなんかあるもんか


 この日は朝早く起きようと思っていたわけじゃありませんが、最近それほど体調が良くなく、目が覚めてしまったという方が正確なところ。
 適当にコーヒーを飲みながら、それほど目覚めも良くない感じでぬぼーっとしていたわけです。今日はちょっとした休みでもあり、このままウダウダダラダラしててもいい。いいんだけども、どうしようかなぁという煮え切らない状態。
 
 テンションが低めなのは、今夜ひとつ野暮用があって完全にフリーというわけにはいかない、という制約があるからでもあります。
 そうはいっても日中は自由。この自由な時間をのんべんだらりのぐったりたりで過ごすのは、なんかちょっとねという気持ちもあるわけです。
 
 どうしたもんかと思っていた時にふっと、ここでウダウダするならどこかで風呂でも入って休憩所で寝てるのも一緒だよなと思いついたんですよね。
 
 我ながら面倒な性格なのですが、スイッチが入ると普段の鈍い動きからサクッと行動する「場合もある」という感じ。
 ただそのスイッチが自分でもどこにあるかわからない、もしくは手の届きにくい位置にあるというのが、なんとも御しがたいのですが…
 

「今年は行かない」はフラグだった


 身支度を整えて表へ出て、雪が降ってないことを確認。朝湯の候補はいくつかあるのですが、これならえちご川口温泉も積雪はないだろうと、そちらへ行くことを決めました。
 
 実はつい最近も当地へ行っていまして、その際に冒頭に書いたような状況になっていると知ったのです。ついでにいえばその日は雪が降り始めた頃で、雪深い地域ですからこれはこの冬にはもう来れないかもしれないなと思っていたのでした。
 
 川口地域を目指してドライブ開始。開店時間を勘違いしていて、現地にはちょっと早く着いてしまいました。
 仕方がないので車の中で待っていると、開店時間に合わせるようにお客さんが集まりはじめます。地元の方でしょうね。
 
 受付が混んでいる中並ぶのも嫌なので、開店時間から数分遅れて車を降り玄関口へ。そこにも源泉トラブルについて書かれた案内が掲示してありました。
 いつものように右手の下駄箱に靴を入れ、鍵を持ってフロント脇の券売機へ。特別価格と書かれたボタンは、確かに大人600円になっていました。
 
 フロントで入浴券と下駄箱の鍵を渡すと、独特のカード状のロッカーキーをくれます。このあたりは過去の記事をご覧いただくと、色々と書いています。

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 浴室のある場所までは結構歩くのですが、これももう慣れっこ。通路の途中には一般のかたが撮影したのであろう写真が展示してあります。


一番風呂で眺める景色


 今回は手前が男性用。週替りで入れ替え制です。手前と奥では、内湯のレイアウトや露天風呂の大きさなどの違いがあります。


 脱衣所に入ると人の気配はなし。先に入店した人たちは皆さん大広間へ先に行ったようですから、ひとしきり歓談したあとでゆっくり風呂に入るのかもしれません。
 
 浴室内に入ってもやはり人影は見当たりません。おかげで一番風呂にあずかることができました。
 他に人のいない広々とした浴槽につかっていれば、気分がいい以外に出てくる言葉がありません。曇ってはいますが、雪化粧をした越後三山の山々とその狭間を流れ行く魚野川が浴室からよく見えて、相変わらずのいいロケーションです。
 
 残念ながら露天風呂は閉鎖されており、そこから眺めることはかないませんでしたが、昨年も積雪の多い冬季は露天風呂を閉鎖していましたし、春になればトラブルも解消されていると期待したいところです。
 
 お風呂上がりは大広間でゆったりまったりタイム。眺めのいい窓側は先客が思い思いにくつろいでいますが、逆側は誰もいませんからそちらへ陣取ります。
 こういう場所ではどうしても話し声の大きな客がいるものですし、こちらは静かにゆっくりしたいので、折衷案としてイヤフォンを装着して聞き逃していたラジオをかけることにします。
 
 あとはもう時間まで、思う存分ウダウダごろごろすればよろしい。座布団を枕代わりに畳に半分同化しながら、休日の午前中を過ごしたのです。

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