一週間の中で歩いた歩数や累計歩数でスタンプがもらえる仕組みになっているのですが、先日累計で100万歩達成記念のスタンプをもらいました。
2018年の4月からの累計ですので、約10ヶ月間で100万歩歩いたというお話。
歩幅の平均から広がる妄想
ネットでちょっと調べた限りでは、平均的な歩幅は身長×0.45ということのようです。例えば身長が175センチであれば、175×0.45=78.75センチということですね。
もちろん人によって正確な歩幅は異なるはずですから、一度測ってみたいなと思っているのですが、あまりそういった機会もないので実行できていません。
100万歩ですから、上記の例でいけば歩幅が約79センチとして790キロメートル。
グーグル先生曰く、東京駅〜青森駅を徒歩で歩くと690キロくらいらしいんですよね。
ですから、どっか宇都宮あたりで餃子のハシゴでもして、仙台でずんだシェイク片手に牛タン屋巡りして、青森と岩手の県境あたりで嫌になってちょっと引き返してみたり、せっかくだからと思い直してみたりすれば790キロくらいになるでしょ。
約10ヶ月、300日足らずですから一日3,333歩、だいたい2.6キロくらい平均して歩いてるという感じですかね。身長57メートル体重550トンでおなじみのコンバトラーVなら、1歩で22メートル進めるんですけどね。
Coke ONでもらえる特典
Coke ONアプリでは、月曜スタートで1日あたり最低5,000歩、一週間に35,000歩以上歩くとスタンプが1個もらえます。
それとは別に累計で歩いた歩数によってもスタンプがもらえて、本来の機能である自販機でドリンクを購入した際にもらえるスタンプと同様に扱われます。15スタンプでドリンク1本分のチケットになる仕組みです。
歩数計としては機能が少なく、当日の歩数とその週の累計歩数の他には3週間前までの週間歩数がわかるだけです。グラフや日々の記録を見ることはできません。
歩数機能はあくまでオマケ的な要素という位置づけですね。
商品購入ではなく純粋に歩くことで得たスタンプ数は正確にわかりませんが、100万歩達成までに累積で6個のスタンプが獲得できますし、週間目標達成でのスタンプと合わせればドリンク1本くらいにはなっているでしょう。
アプリをインストールしてあるスマホを持ち歩いていると、年に1本程度は無料でドリンクがもらえそうという感じであれば、それほど悪くないサービスじゃないかと思います。
獲得したスタンプはこんな感じで記録されるので、ちょっとしたスタンプ集め的な要素もあったりします。こういうのが意外と大事で、なんのターゲットもなくただただ歩いてねと言われても、その気にならないですからね。
累計特典はとりあえず1,000万歩まで用意されてますから、このペースで行くとあと90ヶ月はかかっちゃう計算になりますか。そのころまでこのサービスが続いていればの話ですけども。
Coke ONの歩数計はグーグルフィットからデータを得ているのでそのへんの認証が必要です。またデータの引き継ぎも可能なので、機種変更などで端末を変えたらまたイチから歩数カウントを始めるということにはならないようですね。
あと数千歩でスタンプがもらえるんだよなぁ問題
歩くことそのものを意識することはありません。
老いたりその他いろいろな事情で歩行が困難というかたもいるわけで、そういったことを考えると人間の基本機能である「歩く」ことに支障がなく、意識することすらないというのはある意味ありがたいことです。
私みたいなダメ人間からすると、そんなふうに歩くということを日々の生活の中でフォーカスすることもなく、週末になにげなくCoke ONアプリを立ち上げたら、週間スタンプゲットの35,000歩まであと1万歩切ってることに気がついたりするのです。
今日一日で7,000歩とか8,000歩とかそのくらい歩けば、スタンプがもらえる。もらえるったってスタンプ15個でドリンク1個の価値ですから、そんなにスタンプがほしいなら自販機でジョージアのひとつも買えばいいんです。
それに今から歩きたくなくね?
あと数千歩とかもういいじゃん。ね?
ですけどね。
今週歩いた2万数千歩は来週に持ち越せないんです。月曜はまたゼロからスタートですから。
今週ここまで2万数千歩ですよ。
歩きたくて歩いた2万歩じゃないわけです。
深田恭子似の彼女との愛を育むための逢瀬なら10万歩だって苦にもなりませんが、現実はデスクとコピー機あるいは取引先と会社を往復するとか、どうでもいい許可を取りに上司の席まで歩いていったりした結果の2万歩なんです。
それがあと数千歩で、スタンプという価値のあるものに変わる。今までの歩みはむだじゃなかったね、願えばかなうよね、これからもよろしくね的なものになるわけです。
歩く?
歩いちゃう?
歩くのかーそうかー特に歩きたくないけど歩くよねーやっぱりねー
…このパターンで、どんだけ無駄に歩いたか。
晴れてればまだいいんです。散歩とか街ブラ的なことをすれば、とりあえず駄ブログの駄記事にすればいいんですよ。
読むかたのお目汚し程度とはいえ、歩いたことをなにかに転じることができるわけです。
雨の日とか。ましてや雪が降ったりとか。
デカいショッピングセンターの端から端まで歩いてみたりして。一切買うものも興味もない売り場を通って。
ウィンドウショッピングですらないんですから。屋内で延々と歩けそうなところで思いつくのは、迷子になるような建てたやつの気がしれないほどデカいショッピングモールみたいなところしかないんですもの。
なんなのこれ。苦行なの? なんでつらいの?
歩く旅の良さ
ブログでも散歩系の記事を書いています。
前項で相変わらず謎の愚痴を書いておりますが、歩くことそのものは嫌いじゃありません。
いわゆるウォーキングのようにキビキビスタスタ、有酸素運動な勢いでブンブン歩くようなのはまっぴらごめんですが、のんびり歩いていいなら楽しいことも見つかるってもんです。
そのへんに咲いている花に目を向けたり、手入れのしてないプランターやら塗装の剥げかけた2階への鉄製の階段があるアパートが息を潜めるような、いい感じにの路地裏に迷い込んだり。
小さな地元の肉屋が店先に出してるコロッケのいい匂いがしたり、ひらがなの「く」の字みたいなブロックが並ぶ歩道の舗装をずっと見ていられたりするのは、歩くというスピード感の中に身を置いているからなんですよね。
旅をしていると、特に移動手段を車にしてしまうと移動スピードが速すぎて、そういうものを見落として進むことになっちゃう。
それはもちろん遠くまで速く行けることの対価ではあるわけですが、旅の醍醐味みたいなものを感じるためには、バランスとして歩くこともやったほうがいいなと思うのです。
歩くことにちょっとだけ付加価値を
先ほどもちょっと書いたように、ただ歩くというのはどちらかと言えば苦痛ですらあるわけですが、歩いた結果なにかが起こること。これが意外と重要な気がしています。
なんでもブログを書くネタになるというのは、ある種の歪んだ転換方法ですからそれは置いておいて。
歩いた結果スタンプになる、それが貯まって飲み物になる、みたいなことがあったほうがいいんだなという感じがするのです。
Coke ONだけじゃなく、歩数に関連したゲームやサービスは色々あります。
歩いてみようかなと思ってるけどその気にならないとか続かないというかたは、ちょっとした付加価値のつくような何らかのサービスを始めてみるといいかもしれません。
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