平成〜令和 GW10連休は富山旅

2019年5月11日土曜日

#GW10連休富山旅 #旅

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 2019年、平成31年は令和元年となりました。
 元号の切り替えは5月1日で、今年のゴールデンウィークはおかげを持って史上最長の10連休。私も暦通りに休めることになりまして、結果的に富山県にずっと滞在しておりました。
 さて、なぜに富山に行くことにしたのか、というところからのお話。

10連休はどこに行くべきか


路面電車

 10日も休みがあれば、国内外問わず好きなところに行くことができそうですよね。
 そうはいっても先立つモノが必要ですから、資金面で縛りが出てきます。移動に食費に宿泊費。何かと旅はモノが入り用で。
 
 宿泊といえば、暦通りに休めることが確定となったのがGWの少し前だったので、宿泊施設を確保することができませんでした。
 ぶっちゃけた話、ちょいちょいと事前に予約サイトなどをチェックしていたのですが早々に埋まってしまっていた感じで、まともな宿泊施設の確保はだいぶ前からあきらめていたんです。
 
 実際には、連休中に大手の予約サイトを見てみると、価格は高めなもののホテルを見つけることができました。
 ですが、事前には確保できなかったので、予定を立てる上ではネットカフェや道の駅での仮眠などを視野に入れちゃってまして、旅の途中でホテルを見つけても自分の中で今さら感があったのは確かです。
 
 さらには車の調子が良いとは言えず、長距離を走破するような目的地は設定しにくいという事情もあり、諸々の条件を考えると、今いる新潟県から比較的近い土地に長期滞在するのがいいんじゃないかということになりまして。
 
 じゃあ具体的にどこに行こうかと考えた場合、長野県は比較的最近に何度か行っているしパス。群馬方面か福島あるいは山形の東北方面、もしくは富山石川の北陸方面の三つが選択肢に上がってきます。

 その中で、北陸かなぁという「気がしてた」というのが、一番強い動機、衝動ですかね。私の旅はいつもそうです。そんな気がするところに行ってみたほうがいいんです。ええええ。

富山と私


富山へ

 富山県には何度か行ったことがあります。
 今回と同じく、長い休みを取れたことがありましてね。北陸地方を旅して回ったのは、あれはもう5年くらい前ですかね。
 福井〜石川〜富山と回って、これもまぁ珍道中だったのですが、どこかで一度くらいその時の回想的な記事を書こうと思ってそのままです。
 
 富山県には来ているものの、相変わらず観光地的なところには足を運んでおりませんでね。
 当時は今よりももっと、そういった場所に近よる気がしなかったのですが、最近は多少はいいかなと思っていまして。
 そういった心境の変化も、今回もう一度行ってみようかと思った一因かもしれません。
 
 富山も海の幸が美味い地域ですし、まだ訪れていない地方のスーパーに行ってみるのも楽しそうじゃなか。
 そんな感じで10連休が近づくにつれて、富山から北陸を旅するのがいいなという方向性は固まっていったのです。
 

逃避行はいつも夜


看板

 仕事という名の縛めから解き放たれて、そのまま一路富山方面に向かいました。そういう準備だけは抜かりがありませんから、事前に荷物を車に積んであります。
 荷物といっても仮眠用のあれこれの他には、服くらいなもんで。
 それもズボラ極まりないことに、溜まっていた洗濯物をどこかのコインランドリーで洗って着替えにすればいいやと、そのまま積み込むという感じ。
 あとは財布にスマホにちょっとした身の回りの物と、そして音楽さえあれば旅なんてのはいつでも始められるんです。
 
 旅情を感じるアンテナを高く立てて、振り返らずに逃げ出すことさえできればあとは進むだけ。いざ富山へ向けて日が暮れつつある国道を走っていきます。
 
 旅情という意味では高速道路じゃ味気ないでしょう。
 今回は混雑も想定されますからなおのこと。下道を延々とダラダラと走っているうちに夜がフロントガラスにまとわりついてきて、今日は富山県内に到達しなくてもいいだろうということになりましてね。
 
 なにより開放感が半端ないわけで。
 お休みを取れない方々や、10連休に否定的と言わないまでもアレなご意見をお持ちのかたがいるのも承知していますが、こちとら年に4回は10連休があってもいいなと思ってますからね。

 これはちょっと早めにネットカフェなり道の駅なりで休憩する態勢になって、ちょっと祝杯のひとつもあげなければいけないような気すらしてきたものですから、先を急がないことにしたのです。
 

新潟県の西端へ


立山そば

 そうなると、以前から行ってみたかった新潟県の富山県側にある糸魚川市(いといがわし)なども、通過するだけじゃもったいないなと思い始めまして。
 糸魚川市ローカルのスーパーマーケットなんかもあるみたいですから、そこへ行ってみるのもいいんじゃないかと。
 
 なにより、新潟県ってば弓なりな形状でけっこう長いんですよね。実際に来てみてわかったのですが、行けども行けども新潟県から出られないんです。
 ですから新潟の県境付近って、同じ県内でもなかなか遠くてですね、ちょっとそこまで的な軽い感じで行ってみようとは思えない感じなのです。

 もちろん、そこまで離れてると新潟県内でも隣県の影響が見られるようになるので、出店している大手チェーン店の違いなどで街の様子も違いますし、文化や言葉が結構違ったりする面白さもあるんですよね。
 
 10日も休みがあるんだし、県境を越えて先へ行くのもいいけれど、そういった地域を見てみるのもいいなと。
 そんな気持ちになりつつ、ささやかに乾杯して平成から令和へのゴールデンウィーク0日目は暮れていきました。

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