高岡古城公園から高岡大仏周辺を散策(富山県高岡市)

2019年6月8日土曜日

#GW10連休富山旅 #散歩 #旅

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 ゴールデンウィークの富山旅の記事が続きます。
 春から初夏へと移り変わりつつある連休中のある日。堀に囲まれた「高岡古城公園」とその周辺を歩いた時のお話です。

旅だから歩いてみたい、けれど


高岡大佛周辺

 長い連休とはいっても、きちんとプランニングして事前に色々と調べておけば、効率よくあちこち回ることができるのでしょう。

 ですが私は、そういうのは一切お断りでして。
 自由気ままにふらふらしたい性分なのです。気が向かないと足も向かないし、逆もまた然りで気に入ったらずーっとそこにいたって構わないという感じ。
 
 富山市内から高岡市へと移動したりそこからまた別の方角へウロウロしている最中に、こんなところにデカい公園があるなぁ、とは思っていました。
 散歩にちょうど良さそうだな、行ってみようかなとは思っていたんですよ。
 ですが、気が向くことも足が向くこともなく、何度か通り過ぎたりしていたのが「高岡古城公園」でした。

 ここ最近、旅先では歩くというスピード感で景色や街を感じるのが大事だなと、あらためて思っていました。
 ですが、ウォーキングなどは特に好きなわけではありません。有酸素運動というか要はシャキシャキ歩く感じの運動目的なのやつは、性に合わないのです。
 そういうのじゃなく、軽く散歩をしたいなと。

ですがですが、そうは思いつつもそれほど気が向かないまま、数日が過ぎていたんですよね。

高岡古城公園案内図

 そういう心境もあって、散歩をするならこの公園だなと目をつけていたのは事実です。

 反面、先に書いたように気が向くまでは行きたくないという面倒くさい体質ですから、この旅の中で結局行かずに終わるってこともあるかもなぁとも思っていたんです。
 実際に、この旅の途中で一度は行ってみようかなと思っていたのに、なんだかんだ言って行っていない場所やお店も結構あります。10日もあったんですよ?
 

突然だけど髪を切りたい


 ツイッターやブログにもちょっと書いたことがありますが、旅先で髪を切る、妙なクセみたいなものがあります。

 普段から自由気ままに動いていると、思いついて訪れた先が定休日だとか休憩時間なんてのはしょっちゅうでね。空振りに終わると時間が空いちゃったりするわけです。

 そんな時に思いつく時間つぶしが、散髪。
 プロにやってもらうシャンプーって気持ちいいじゃないですか。リラックスもできて気分転換にもちょうどいいんですよね。
 ドンピシャで空いていれば小一時間ほど時間が潰せて、おまけに気分も変えられるなんて、こんな素敵な暇つぶしありますか。
 
 この日も朝からちょっと小雨模様で、歩いてウロウロするにはちょっと鬱陶しい天候でね。
 午前中はノロノロと遅めに動き出してダラダラと飯にしたりして、何が悪いわけじゃないけれどどうもスッキリしない感じがまとわりついていました。

 そんな時にふと思い立って、近くの床屋さんを検索するとすぐ近くで良さげなお店があったもんですから、そのまま電話。そうしたら空いてるというお返事ですよ。

 これも何かの縁だろうと手前勝手に決めつけて、すぐ行きますからと予約を取って、飛び込みで髪を切ってもらいました。
 
 大きめの通り沿いにあるそのお店は自宅兼店舗といった感じの、町に溶け込んだ床屋さんといった風情でした。
 お店の駐車場というよりも誰かの家の庭といったような空き地に車を停めて、ちょっと緊張しながら玄関のドアを開けます。
 電話しただけあって、すぐに案内されて髪を切ってもらいました。
 
 なんでも連休中は案外お客さんが来ないんだそうで、やってもらっている間に予約の電話らしきものが一本あったっきり。
 お店のかたも感じが良くて、こういうところで普段はそれほど頑張って会話しないのですが、この時は他愛もないふんわりした世間話をした記憶があります。
 
 その時に、高岡市でお祭りがあるという話を聞いたんですよね。高岡駅の方だと言っていたので、あまり人が多いのは好きじゃないし近寄らないようにするかと思ったのを覚えています。
 

高岡古城公園


高岡古城公園

 サッパリして床屋さんを出たら天気の方も落ち着いていまして。
 若干気分が良くなったせいなのか、どういう風の吹きまわしか覚えちゃおりませんが、ともかく例の公園に行ってみるかという気分になり、一路高岡古城公園を目指します。
 
 駅前がお祭りならそっちに人が集まって、公園の方には誰もいないんじゃないの、などと答えの出ないようなことを考えながら高岡市に入ったころには、空に晴れ間も出ていました。

 そうなってくると今朝までのちょっと沈んだ気分は完全に消え去って、テンションも上がるってもんで。
 何が背中を押してくれているのか、自分でもよくわかっちゃおりません。
 
 公園には駐車場が完備されていますから、そこに車を入れて中へ入ってみました。
 
 高岡古城公園はその名の通り高岡城があった場所なのですが、21万平方メートルの敷地の1/3が当時から存在するお堀で占められているのだそうです。

お堀めぐり遊覧船
お堀めぐりもできちゃう

お堀

 例によって写真を撮りながら、公園内を歩いていきます。
 園内はもちろん整備されているのですが、外周などでは舗装路というより自然に近い道になっていて、雨上がりということもあって足元には注意が必要でした。
 
お堀周辺

滝と観音像
不意にあらわれる滝と観音像

お堀の外周
外周の細い道を歩く

 こういった公園を歩く時はなるべくくまなく歩くことが多いのですが、この時は人があちこちにいたのもあって、そういうのをなんとなく避けているうちに全域制覇なルートを上手く辿れなかった記憶があります。
 その時に撮った写真を見ても、やっぱり行ってない場所があるような気がして、ちょっと消化不良感を覚えるんですよね。

紅梅
射水神社の紅梅について

紅梅
御神木感すごい

射水神社

射水神社の由緒

 歩いている最中もそんな気分だったのですが、どういうわけか駐車した側とは別の出口に辿り着いてしまい、もういいやとそのまま公園を出てしまいました。
 
 で、今はどこにいるんだろうと、案内図を見ると高岡大佛ってのが近くにあるようです。

高岡古城公園周辺の案内図

 そういえばそんなものがあると聞いたことがあるようなないようなと思いつつ、車まで戻るのにまた公園内を突っ切っていくのも芸がなかろうということになり。
 それならいっそ、大佛経由で公園の外側をぐるっと回って戻ればいいやと、また歩きはじめることにしました。
 

初大仏かもしれない高岡大佛


高岡大佛

 案内図の通りに路地をテクテクと歩いていると、広くない交差点の歩道から上の方に向かってカメラを構えている人たちがちらほらいまして。
 もしやと思いつつ、そこまで行って見るとありました。
 角を曲がるとあら大仏。

高岡大佛

 言われてみればこういう大仏像を見るのって初めてかもしれません。
 街の真ん中に大仏様がドーンとある光景って、信仰のない私にはどちらかといえばシュールな感じの方が強くてですね。今までに見たことがない光景が楽しくて仕方がありません。
 
 近くまで行ってみます。
 敷地内では、大仏像に向かって手を合わせているかたもいて、なるべくお邪魔しないように写真を撮ったり見物することにします。

文化財の時鐘

高岡大佛アップ


WIFIもある
フリーWIFIあり。どう見ても大仏からWIFIが発生してるけど

 ブログでも何度か神社仏閣に行った話を書いていますが、前述の通り信仰がありませんから行ったとしてもお参りすることはほぼありません。
 高岡古城公園にあった射水神社もそうですが、こういう大きな神社仏閣では参拝するかたがいる本堂付近には、邪魔しちゃ悪いなと思ってしまうのでなるべく近寄らないようにしています。
 
 ですからこの高岡大佛でもそうしていたのですが、よくよく見ているとどうやら脇から仏像の中に入ることができるらしいことがわかりました。
 見物だけの人もいるっぽいし、せっかくだからと中に入ってみることにします。

 大仏像の台座部分の中に入るとぐるっと一周するように通路があって、半周した最奥に大仏像の顔が安置されています。
 これは焼失した以前の高岡大佛のものとされているようです。現存する高岡大佛は昭和8年に完成した3代目なのだそう。
 
 台座内部にはその他にも、建てられた当時の写真などが展示してあったのですが、それらしき掲示は見つけられなかったものの撮影禁止かもしれないしと思ったので、中をぐるっと回って出てきました。
 

日が暮れはじめて気づく消化不良感


 大仏様に別れを告げた頃には陽も傾いてきて、あまり遠回りすると駐車場に着くまでには暗くなりそうな気配です。
 慣れない街で夕暮れの視認性が悪い時間帯に運転するのはリスクがありますから、日頃の主義主張を曲げてグーグルマップを起動。車を止めた高岡古城公園の駐車場までのだいたいのルートを把握したら、そちらに向かって歩いていきます。

いい路地だしてる

 いい感じのアーケード街なんかもあって、路面電車がゆっくり通っていたりする街並みを感じながら、このあたりをもうちょっと歩きたかったなと心のどこかで思っている自分に気がついたころに、駐車場に到着しました。
 
 思えば高岡古城公園を歩いている時も、行き残した場所があるような、妙な消化不良感をうっすらと感じていたのでした。今にして思えばそういう流れもあって、未練と悔いが混ざったような気持ちを抱えていたのかもしれません。
 
 反面、たまたま床屋さんに行ったことで背中を押されて、ここにいったのもまた事実。来るべき時に足を運べたとも感じているのです。
 10日も旅をしていれば、何かしら心境が変わってくるもの。思えばこの日が、この旅の中のターニングポイントだったのかもしれません。
 
 そして、もうあたりは暗くなり始めています。
 今日のところはこのへんで勘弁してやろうみたいな、ありきたりなセリフを誰も聞いてない車中でつぶやいてから、仕方なくエンジンをかけます。
 旅はまだ途中。気が向いたなら、いつでも来ればいいのですから。

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