#NowPlaying の傾向を約4年分のツイートから探る

2020年3月21日土曜日

#音楽 #雑記

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 このブログの説明書きみたいなものに、旅と音楽とライフログなどと書きつつも、音楽について触れる記事は比較的少なめです。
 
 今回はそんな音楽関係についてです。自分が今聴いている音楽をツイートする、NowPlayingのお話。

NowPlaying Music



中島みゆきCONTRALTO
最近CD買った?

 家にいても旅に出てても、音楽を聴いている時間ってのはどちらかというと多めじゃないかと思っています。
 もともとからして、テレビをつけるんだったらラジオ、映画を見るんだったら音楽をかけるほうがいいやってな感じでね。そんな性質なもんですから、何をしててもラジオや音楽をかけていることが多い日々を送っています
 
 そんな日々の中で、自分の聴いた音楽の記録を残したいなとは昔から思っていて。
 俺オリコンの私ランキングの我チャートで急上昇なナンバー、あるじゃないですか。世間の流行りとは別に自分の中での流行がありますから、そういうものの移り変わりが記録されているとあとから振り返った時に面白いんじゃないかなと。
 
 そういう一環として、ツイートに今聴いている曲をつぶやくというのをやっていて、時々ハッシュタグ「NowPlaying」を付けてツイートしています。
 
 で。
 そのNowPlayingツイートをまとめてみたら、なんか見えてくるんじゃないのという思いついたもんですから、じゃあちょっとやってみるかということになったんですね。
 

ツイートを取得して加工するのって面倒なのね


 私の場合は、ツイートを主軸にしたライフログを採取していて、Evernote内にほぼほぼすべてのツイートが残されているのですが、そこから特定の文字を抜き出すのは結構面倒な作業になります。
 
 じゃあ、ツイッター検索で自分のツイートから#NowPlayingが含まれているツイートを絞り込んでおいて、テキストをコピーできないかと。
 ですが、検索はサクッとできたものの、肝心の検索結果を取得する方法がどうもパッとしたのがないようなのです。
 PCを使えばまた違うのかもしれないのですが、とりあえずスマホでChromeを使ってやってみた限りでは、テキストのコピーが上手くいきませんでした。
 
 こうなったらもう面倒だから、過去のツイート全文を取得してそれを加工すればいいかなと、ツイッターデータを取得してみました。
 やり方は、ツイッターの公式アプリで、設定とプライバシー→プライバシーとセキュリティ→Twitterデータを見る から自分のツイート等のデータをリクエストできます(Android版、バージョン等で違うかもしれません)。

Twitterデータ

 そうするとしばらくして、ツイッター側からダウンロードの準備ができたぜベイベー的な連絡がくるので、アンコールをちょっと待たされたオーディエンスもかくやという勢いでダウンロードしたzipファイルを解凍します。
 
 で、解凍したファイルからそれっほいモノを探したのですが、拡張子が.jsでJavaScriptなんですよね。
 とりあえずテキストで開くことはできたものの、HTMLビューアなどでは重すぎるのか開くことができませんでした。
 
 結局、テキストで開いたものをEXCELにコピペして、あとは対象のツイートを抜き出して加工することで、ようやく必要な情報を取得できました。案外面倒なもんなんですね…
 

約4年分の音楽遍歴は


 記録として残っているものは、私のアカウントを開設後の約4年の間に、NowPlayingを付けてツイートしたものだけになります。
 つまり、聴いた音楽のごくごく一部だけですから、私の体感的な「よく聴いた曲」とは違う結果になるかもしれないなという想像はできます。
 さて、結果はどうなっているのでしょうか
 
 有効なツイート数は255回でした。年平均で60回以上ですから週1回以上な感じでしょうか。体感でもそんなもんかもな、という印象ですね。
 
 まずはアーティスト別の登場回数(以下、敬称略)。

登場回数アーティスト順
アーティスト順

 まずまず順当な感じかなと思っています。私の音楽ライブラリは、中島みゆきとTHE YELLOW MONKEYと電気グルーヴが大半を占めてますので、そりゃそうなるなという感じ。
 
 登場回数が1回のアーティストはまとめてその他という形にしてあります。最近、YouTubeプレミアムに加入した関係で、「1曲だけ刺さる」アーティストの曲をツイートすることが増えてきていますので、登場回数が少ないアーティスト群は今後増えていきそうです。
 
 そして登場回数の多い曲ランキング。

登場回数曲順
曲順はこんな感じに

 ちょっと意外だったのは、中島みゆきの曲がランキング上位にきていないこと。
 詳細を見ると、中島みゆきの曲は登場回数1回が圧倒的に多く、同じ曲を何度もツイートするというパターンが少なかったのです。同じ現象は、吉井和哉でも起きています。
 
 自分の中では中島みゆきも吉井和哉も当然のように名曲揃いなのですが、特に中島みゆきは曲数も極端に多いということもあってか、同じ曲をツイートするということがあまりなかったようです。
 
 もちろんツイートしていないだけで、特に新譜などは朝から晩まで延々とリピートしている時も普通にあります。そういうふうに、実態とツイート回数との剥離みたいなものもちょっとした発見でした。
 
 曲別ランキングの上位にきているのは、直近で発表されたTHE YELLOW MONKEYのアルバム「9999」の収録曲が目立ちます。
 付け加えると、BUCK-TICKのHyperLoveはHARDFLOORのリミックスバージョンで、私の中では実質HARDFLOORの曲扱いです。
 

私の音とのつきあいかた


 私ですか。私のことですか。こんなですよ。こんな。
 
 基本的に浅く広く聴く、という気にはならない人です。これは加齢によるものではなく昔っからの気性なんです。
 
 90年代のようにミリオンセラーがバンバン出ていたころも、そっちには見向きもしないというか、耳には入ってくるものの、刺さる曲、言い換えれば琴線に触れる曲がその中にあった試しがないというのが偽らざるところで。
 
 自分の中では大きく分けて、
 
 A:出す曲出す曲ほぼほぼ刺さる人(グループ)
 B:結構な割合で刺さる曲がある人
 C:ピンポイントでこの曲だけはいいなと思う人
 
 みたいな捉え方をしていて、Cに該当する曲を見つけてヘビーローテーションしてて、では他のはどうよとアルバムを買ってみたりするまでに至ることも結構まれなんですよね。
 
 そんなふうに音と付き合ってきて、刺さる曲自体には上下なんてないものの、そういう曲を多く作るあるいは歌う人というのは存在するなという。それが中島みゆきであったりTHE YELLOW MONKEYだという感じです。
 
 もっと細かい部分でいえば、声がいいギターがいいベースがいいドラムがいいTB303のグニュグニュ感なにこれすごいみたいな、そういう音で刺さってくる曲もあれば、全体的な雰囲気でこれだよこれ的なものだってあるわけです。
 
 あとは出会うか出会わないか。
 これは、浅く広く聴かない以上、もう運命あるいは偶然としか言いようがないものだと思っています。
 どんなにいい曲でも、自分のアンテナが立っていない、感覚が摩耗している時だとスルーしてしまうものですしね。

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家にいる時はAnkerのスピーカーが活躍してます

未来は未来で


 この記事を書いているまさに今は、
 
 
 を聴いています。
 この先、どんな曲に出会って、古い曲をまたあらためて聴きなおしていくのかはわかりません。でも、結局のところいつものように、どこに居ても音楽とともに在るのは変わらないでしょう。

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