ヤマト運輸の宅配便ロッカー PUDOステーションが便利

2020年3月22日日曜日

#レビュー #雑記

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 インターネットでの買い物がごく普通に行われる中、ライフスタイルによっては荷物を受け取ることがなかなか難しいという人もいるかと思います。
 私も、配達を待っているよりは営業所止めなどにしておいて、自分のタイミングで受け取りに行くほうが好みです。
 
 そんな中で、ヤマト運輸の宅配ロッカーサービスを使ってみたというお話。結構いいと思います。


宅配便を待つ様々なつらさ


 宅配便の荷物を受け取るには、一般的には自宅で配達を待っている必要がありますよね。
 特定のタイミングで必ず自宅にいるという人なら、時間帯指定などをすればそれほと困らないとは思いますが、それでもその時間は待っていなきゃいけないという、ある意味拘束時間が発生するわけです。
 
 あとね、いきなり鳴る、ピンポーンって音。あれってドキッとしませんか。電話とかもそうなんですけど、音の大きさとかではなくて急に鳴るのって嫌じゃありませんか。
 私などはそういうのがまあまあ苦手でして。

 待ってるったってそんなの、家でなにかしてりゃあいいじゃないか、散らかった部屋でも片付けたらどうだとお思いかもしれませんけどね。
 
 待って、なんで知ってんの? 部屋が散らかってるのなんで知ってんの? ねぇねぇなんで?
 
 話を戻しまして。
 宅配便のお兄さん、いや最近じゃ佐川女子とかいっておねえさんも推されてる時代ですからお兄さんとは限りませんけど、とにかく玄関前まで来てインターホンを鳴らすじゃないですか。
 
 その時、ちょうどたまたま間が悪くて、トイレに立てこもってたらどうしよう。
 例えばテレビ見てて。CMのあとスタジオ騒然! ってなって、CMがどうみても終わるだろってタイミングだったらどうしよう。

 それこそ部屋の掃除してて、当然はかどるわけもありませんから、景気づけに音楽でもかけようかと。
 それもテンションの上がるノリノリ系、わかりやすそうなところで例えればX JAPANの紅なんかを爆音でかけてね。
 これから部屋の掃除をするという、苦行苦難を乗り越えるべく一緒に絶叫したあとで、
 
 ピンポーン
 
 出られる?
 はーい、って出られる?
 
 そりゃ防音効果バッチリな高級住宅なら別ですよ。
 私の住んでるような、イソップ童話で三匹の豚が作ってた家にちょいとばかり毛が生えたような部屋じゃ、どう考えたって今の聞こえたよねってなるでしょう。

 くれないだぁぁぁぁぁぁ!!! って聞こえたよね…?
 聞こえただろー 今のどー考えたって聞こえただろー
 
 その状況で出られます? どなたさまーって、すまし顔でしれっと玄関開けられます?
 
 てゆーか、うるさいから。宅急便うんぬんよりも近所迷惑だから。
 あ、回覧板がどうも回ってこないのってもしかして…

 …
 
 えー、話を戻しますね。戻していいですよね。回覧板回ってきませんしね。
 
 つまりその、荷物を待ってる間も行動が制約されるわけじゃないですか。それなら取りに行ったほうがいいと常々思ってるんです。

宅配便を受け取りに行くという選択肢


 以前も似たようなテーマで記事を書いています。




 ヤマト運輸や郵便局は営業所があちこちにあるので、自宅や職場付近にあれば営業所止めにして受け取りに行っちゃえ、といった感じです。
 
 これなら自宅から動けないという縛りに比べたら、ある程度の範囲で自由が効くようになる上に、大きな話をすれば宅配というインフラに対して負荷を減らすことができるのです。
 宅配業者も、宅配ロッカーの設置を進めたり、営業所での受け取りに対してちょっとした特典を設けるなどといった動きをしています。
 
 自宅にいるほうが都合がいいというかたももちろんいると思いますが、宅配便イコール配送を待つという視点から離れると、もっと自由度高く通販を利用できるようになると思うんですよね。
 あと急にピンポーンが鳴ってドキッとしなくて済むし。あれホント苦手です。
 

宅配便ロッカーを使ってみる


PUDOステーション

 できる限り営業所止めを使ってきたのですが、実は引っ越しをしたことによって、ヤマト運輸や佐川急便の営業所が自宅から遠い位置にしかなくなってしまいまして。
 拠点としては大きめの営業所になるので、比較的遅い時間まで受け取りに行けるのはいいのですが、さすがにちょっと面倒に感じていました。
 
 そこで、設置の増えてきた宅配便ロッカーサービスを使ってみたというわけです。
 利用したのはヤマト運輸のPUDOステーションです。




 これは街中に設置してある専用のロッカーに自分あての宅配便を配達してくれるサービスです。基本は受け取り専門ですが、一部配送も可能です。
 
 利用するにはクロネコメンバーズという、会員登録が必要です。無料で登録できます。
 この手の宅配便業者の会員登録は、配達日時の変更などで便利ですから、通販などをよく使うというかたはもう登録されているかもしれませんね。
 
 自分あての荷物が発送されると、ヤマト運輸からあらかじめ登録しておいたメールやLINEが届きます。その中から受け取り場所の変更を選んで、変更先にこのPUDOステーションを選ぶことができるようになります。
 
 通販サイト等での購入時点で、宅配便ロッカーあるいは営業所止めを直接選択できないことのほうが多いかと思いますが、宅配便業者の会員サービスに加入しておくと発送後に受け取り場所等を変更することが比較的簡単にできます。

宅配便ロッカー配達通知画面
LINEによる配達完了の通知画面

 PUDOステーションでの受け取り場所を指定すると、配達完了の通知がメール等で送られてきます。その日から3日以内に受け取りに行く必要がありますが、ロッカーは24時間利用できますので自由な時間に取りに行ける、という感じですね。
 
 自宅での受け取りに比べると、到着日が1日ほど遅くなるようです。急ぐ荷物には向きませんので、そのあたりは上手く使い分けが必要でしょう。
 

大手スーパーにも設置があるPUDOステーション


 実際にPUDOステーションへ行ってみました。

PUDOステーション外観

 PUDOステーションは駅やバスターミナルなどにもあるのですが、大手スーパーやショッピングセンター、コンビニあるいはドラッグストアなどにも設置されているケースが多いようです。車で立ち寄れるような立地で設置スペースが確保できる場所、ということなんですかね。
 
 私の最寄りのPUDOステーションも大手スーパーに設置されていました。行動範囲内の時々立ち寄るスーパーですし、駐車場も広いので確かに便利な場所です。
 距離的にはヤマト運輸の営業所まで行くのと大差ないのですが、方角的にあまり行かない方面にあるヤマト運輸営業所と比較的よく行く場所にある宅配便ロッカーでは、後者のほうがより便利なのは間違いありません。
 
 PUDOステーションの外観はこんな感じです。
 
 写真でいうと左下や右側がパネルでいくつも区切られていますが、ここがロッカーになっていて中に荷物が収まっています。
 受け取りには中央のタッチパネルを操作します。
 荷物の発送か受け取りかを選択したら、配送完了時に送られてきたメールやLINEに書いてある認証番号を入力するか、LINEなら受け取り用のバーコードを表示して読み取らせます。
 
 あとはタッチパネル上でサインすれば、該当のロッカーがパカッと開いて荷物が受け取れるようになります。簡単です。

ロッカーが開いたところ

 写真の荷物は、だいたい縦400mm×横300mm×高さ250mmくらいのサイズの箱です。そこそこ大きめの荷物でもロッカーがあるので、よほど特殊な荷物でなければ利用に支障はなさそうです。

 ロッカーのサイズはいくつか用意されているのですが、たまたま満室ということもあり得るはずで、その場合はどうなるのかは不明です。
 いずれにせよ、配達されたら早めに回収に行っておいたほうがいいでしょう。

上手く使い分けてより便利に


 コンビニ受取も似たような使い勝手だと思いますが、こちらは無人というのがかなり大きいと思うんです。
 レジが混んでる時に荷物の受け取りをするのはやっぱり気が引けますし、他にもたまたま慣れてない店員さんに当たっちゃうとか色々とあるじゃないですか。
 
 あとは宅配便業者にとっても、自社の営業所や無人ロッカーへの配達で済むのであれば、時間指定などで縛られることもなく不在での再配達などといった手間も減るわけで、お互いにメリットがあるサービスだと思うのです。
 
 いずれにせよ、利用するにあたって選択肢が多いことはいいことですから、今後も宅配便ロッカーの設置が進んでくれると助かるなと思っています。

 だって、配達を待ってることが少なくなれば、ピンポーンでドキッとすることも減るわけですし、回覧板が回ってこないくらいで他はいいことしかないですもんね。

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