たまには音楽の話でもしようかと思うんです。
前回書いた機種変の話は書かないのかって?
えー、でも音楽の話したいんだもん。そりゃ新機種買ったから旬のうちにレビューみたいなの書いたほうがいいと思うけどさ。
いいよ、いつか書くよ。たぶん。きっと。
だから、書きたいの書かせて。そういう流れなんです。
Guy Gerber / What To Do (&ME Remix)
今日はインストゥルメンタル系というか、テクノ系というか。歌モノもあるけどそっち系のやつで書いてみようかなと。
で、今聴いてるのが、Guy Gerberの「What To Do (&ME Remix)」 。
Guy Gerberはイスラエルのアーティストなんだけど、オリジナルよりこの&meのリミックスバージョンがすごくよくて。&meはドイツのベルリンを拠点にしてるみたい。
この曲をなにで知ったかは忘れたんだけど、多分YouTubeMusicで音楽を漁ってた時に見つけたかなにかかな。
探せばYouTubeでも聴けると思うので、興味があれば聴いてみてください。
原曲のピアノのメロディラインを活かしつつよりわかりやすくっていうか、原曲をよりキャッチーに再構成したみたいな感じで、ずーっとリピートで聴いていられるのね。
ダンサブルなんだけど押しが強いテンポの早い曲ではなくて、自分の部屋でリラックスした環境で聴いていてもいいし、都会の雑踏の中をさまようように歩いている時にヘッドフォンで聴いていても刺さると思うんです。
これがここ最近ではずっとお気に入りで、今日はインスト系の曲がいいなっていう心境の時は、なにかにつけては聴いています。
で。
今はすごく便利になってて、気になった曲が見つかればそのアーティストを検索してそのまま他にもいい曲がないか、深掘りしていけるじゃない。サブスクリプション様々ですよ。ホントに。
Guy Gerberも&MEも、気になったら検索してどこの人なんだろうとか、他の曲はどうなんだろうとか、手軽に探していけちゃうっていう。
で、気に入った、いやそうでもない、とかやりながら、別のアーティストに流れていって気がついたら延々とさまよい果てていくと。
もういつまでも音の海に漂っていられるっていうね。
Orbital / Straight Sun
昔はCDとかレコードを買うしかなかったから、試聴もできない場合はとりあえずお金を払って買ってからハズレでしたみたいなことも多かったから。
だから、リスクがどうしてもある。そうなると、ラジオで聴いてよかったとか、信用できる誰かが雑誌とかで勧めてるとか、そういうのがないとなかなか新しい曲に出会うっていうのが難しくて。
YouTubeが出てからは、そこに上がってる曲をずっと探すようになって一気に世界が広がる感じなんだけど、これもそういう中で見つけた曲。
Orbital / Straight Sun
Orbitalはすごくメジャーなミュージシャンだけど、当時のいわゆるCDショップ的なところにはほとんど置いてなかったと思う。輸入盤とかそっち系が充実したところへ行くしかないっていうね。
公式のMVがあるのでリンクを張っておくけど、このMVがいいの。曲もいいんだけど、MVを見てほしいなと。
Orbitalは、他にも名曲「Halcyon and On and On」とかも好きかな。
Dadamnphreaknoizphunk / Magnetic Magnum
今日はこの流れで、タテノリアッパー系のじゃなくて、ちょっと落ち着いた感のあるのを並べていこうと思っていて。
次は、あのHARDFLOORの変名である、Dadamnphreaknoizphunkの「Magnetic Magnum」。
もうね、ブルースだよね。
こちとら音楽評論家でもないし、ジャンル分けとかしったこっちゃないけど、これはブルースじゃないの。ブルースとTB303の融合みたいな。
B.B.KINGがあの世で聞いてたら怒り出すかもしれないけども、この耳にはそう聴こえるんだから仕方ないよね。
音が言葉に聴こえたり、その逆もしかりで。抑揚というか高低というか、音が揺らぐとなにか意味があるような気もしてくるっていう。
そうすると自分の中で勝手にしっくりくる感じがしてきてね。
音を出すとか、声を出すとかって、理屈じゃないところにあると思ってて、音とか声を出すことそのものがその本人にとって楽しいっていうか面白いっていうのがまずあると思うのね。
だから聴いてる方も難しく捉える必要はなくて、なんだこれはやたら刺さるなとか響くなとか、なんかいいじゃんっていう。そういうのがいいと思っていて。
歌詞があると、言葉の意味みたいなのが押し出されちゃって、それはそれですごく大事なんだけど、そこばっかり見てると見過ごすものがあるんじゃないと思ったりするよね。そこも大事っていうか。
だから、すべては大事MANブラザーズバンド。森羅万象が大事MAN。それが大事 第7章。
負けないこと投げ出さないこと、夜中に爪を切らないこと、豚肉はよく焼くこと、食べログの点数を当てにしすぎないこと、休みだからって遅くまで起きてないこと。
それが一番大事じゃないですか。特に豚肉のくだり。おなか壊すもんね。しっかり中まで火を通さないと。料理にも言及するっていう。料理の基本はさしすせそ的な。それを忘れるなっていう。メッセージソングだよね。料理界への。海原雄山に対するアンサーソング。さしすせそ連呼。それが大事とさしすせそを連呼する。だからもうパンクとも言える。
いやほら、おふざけが少ないかなって。他の記事と整合性がとれないかなって。他のやつなんかほぼほぼ奇文なんだからさ。こっちにもなんか入れとかないと。バランスがおかしなことになるじゃん。バランス取る意味もよくわかんないけど。
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しょうがないから話を戻すと、Dadamnphreaknoizphunk名義ではなく、HARDFLOORといえばアシッドハウスの伝説的なミュージシャンで、あの起承転結を感じる曲調が大好きなんだけど。
そのHARDFLOOR名義でも、初期には「AM-Trip」とか、最近でも「Rwndrb」みたいなスローテンポですごくいい曲があって、さすがというかなんというか。
世の中には音楽を作って発表する人たちがジャンルを問わず星の数ほどいる中で、そのほとんどはアンテナに引っかからないじゃない。興味もそんなにない。
そんな数いるミュージシャンでも、ある一曲だけがすごく好きだけど他の曲はイマイチだな、っていうパターンがあると思うんです。これも世界中の音楽っていう母数から見れば、超まれなことなんだけど。
それを超えて、他の曲もいいじゃないか、あれこの曲もいいじゃん、どうなってんのこのミュージシャンは、っていう出会いがある。
これって、人生の中で相当ラッキーな出来事だし貴重なことだと思っていて。
HARDFLOORはそういう、自分にとって貴重なミュージシャンのひとりというかひと組なんです。
電気グルーヴ / 虹(アルバムバージョン)
あんまりわかりにくいところに行ってもアレなので、最後はメジャーなのを書いておこうと思うんですけど。
電気グルーヴの「虹(アルバムバージョン)」。
シングルとかアレンジされたのとか、ライブでやったバージョンももちろんいいんだけど、自分にとってはアルバムのほうなんです。
DRAGONというアルバムのトリを飾る曲なんだけど、その前の曲である「ブラジリアンカウボーイ」までの流れがあっての「虹」が、ある種のカタルシスを感じるの。
トンネルを抜けた感じというか。まさに雨があがったみたいな。
ここまでに書いてきた曲は、その曲をずっとリピートしてたいっていう聴き方のが多いんだけど、このアルバムの「虹」はそれを聴いた時点で今日はもうここまででいいか、っていう気持ちになるのね。
この曲でシメというか、ピリオド。そんな聴き方があってる曲だなと。
小林亜星・サイラス モズレー / 夜が来る
ちょっと話はズレるんだけど、今はこんな感じでアルバムをその曲順で聴くっていうことが少なくなったでしょう。
自分も使っているけどサブスクとか、データにしてSDカードとかハードディスクにある音楽を聴いてると、自分でプレイリストを作ったりあとはシャッフルで聴いたり。
順番ってバラバラなことが多いと思うんです。
自分もシャッフルで聴くことがすごく多いんだけど、そのプレイリストに、毛色の違う短めなやつを入れるのね。語りみたいなのでもいいんだけど。
具体的に例を出すと、THE YELLOW MONKEYの曲でプレイリストを作ってシャッフルで聴くなら、「PUFF PUFF」とか「SEA」みたいな曲を混ぜておくんです。
他のミュージシャンにもなんかそういうのってあると思うんだけど。アルバムの中に入ってる、つなぎになるような、もしくはオープニングとかに入ってるちょっと短めの曲。
そこがアルバム全体のブレイクになってる感じっていうか。上手く言えないけど。
他の曲でいうとなんだろう。パッと思いつくのは昔のCM曲でサントリーオールドの「夜が来る」とか、いいと思う。急にそれなのっていう。
で、シャッフルで聴いてると、そのブレイクとして入れた短い曲の次が、ランダムでなにになるかわからないじゃない。ドカーンとくる派手な曲なのか、バラード系のやつなのか。
どちらにしても、選曲したプレイリストの中で、全部スピード感のある曲とかバラードっぽいやつとか、取り混ぜた感じにするとか選び方は色々だと思うけど、ブレイクになるような曲を入れておくとアクセントになって聴いてて盛り上がるんですよね。
もちろんいったらいきっぱなしの、延々とガッツンガッツンやってるような選曲も嫌いじゃないし、底まで落ちて這い上がれないような、哀歌オンリーみたいなのもアリだと思うんだけど、ポツンとそういうのを混ぜとくのも面白いよっていう話です。
そんな。そんな感じで夜が更けていって、朝が来るまでをやりすごすことになるんです。
じゃあ、今日のエンディングテーマは「夜が来る」で、そういうことで終わろうと思います。