七味マヨ。
こういうことを思いつく人ってのが、この世にはいるんですよ。七味をマヨネーズにかけるっていう。なんですか、その瞬間になにがあったのか訊いてみたいよね。
マヨネーズをなにかにかけてる時に、七味の赤い蓋の瓶が目に止まったのかな。
でも、マヨネーズを野菜サラダにかけてる最中だったら、七味をその上からかけるとかって発想にはならない気がするよね。
やっぱりイカの焼いたのとかか。あとはお好み焼きとか。
ひらめいた!
昨日のあたしの場合は、これはもう天啓ですよね。お告げ。天からのお告げ。
油揚げの、もう賞味期限がそろそろってやつが冷蔵庫にありましてね。
油揚げってさ、油揚げ食いたい欲が喉の奥から溢れ出そうだぜベイベー! って感じで買わないじゃん。
いや、そりゃあ高級系の油揚げで、老舗の豆腐屋が出してるようなのはまた別だろうけどさ。スーパーに売ってる5枚とか3枚とかで100円切ってるようなのは、とりあえず食うかもみたいなトーンで買うでしょう。
とりあえずあれば、なんかには使えるだろうっていうか。最悪、焼けば単品でも食えるしさ。
で、買ったはいいけど使わないわけ。
使わないっていうかもともとが料理が下手だしレパートリーも当然少ないからさ。あれば便利系の食材ですら使いこなせないっていう。
だから、その最悪は焼きゃぁいいやっていうのに、途中経過なしでまっすぐ辿り着いて。
とりあえずトースターに並べてね。クックパー敷いて。
クックパーって便利だよね。くっつかないもんね。トースターでなにかする時はとりあえず敷いちゃう。敷けば、トースターの下にパンくずとか落ちないしさ。魚の切り身だって焼けちゃうし。よく使うから常備してるんだけど。
その常備してるクックパーで、常備パーで、これまた常備してる油揚げを焼こうと。常備常備だな、おまえたちは! とか思いながら。
その時に天から降りてきたの。七味マヨにするがよい、みたいな感じで。
この目玉焼きパンためにマヨネーズを買ってから、マヨネーズなしで作る技を会得したせいで使わなくなったエピソードはボツです。ボツにする基準な |
こっちはさ、七味マヨ!? ってなるわけ。
だってもう、常備パーの上に油揚げならべて、トースターのダイヤル回しちゃってんだから。焼いてからしょうゆでもかければいいやって思ってっから。
で、待てよと。
マヨネーズって自分の場合はそんなに使わないんです。野菜サラダにかけるものっていう、なんか先入観がどっかにあるのと、そんなに頻繁に野菜サラダが出てくるような環境でもないっていうのがあって。
それ以外にかけるのって、ちょっとくどい感じがするの。略してクドカンな気がするの。
世の中にはご飯にかけるって人もいるんでしょ?
あたしゃ無理だ。好き嫌いはないほうだけど、わざわざマヨネーズかけるくらいなら普通にご飯だけで美味しくいただけちゃうし。
変な話、特に西の文化の洗礼を受けてないってのもあるし、食い物に妙なこだわりを持つのがそもそも好きじゃないってのもあって、この食べ物はこうあるべきだみたいなのがないんです。
逆に、なんでも塩かしょうゆでいいやっていう。他の味付けとか、あんまよくわかんないみたいな。
例えばお好み焼きたこ焼きも、別にソースじゃなくてしょうゆでいいし。いや、ソースがあればそれでいいけど、なきゃしょうゆでも別にかまわないっていう。マヨネーズだって、なきゃかけなくて全然いいし。
これが入ってないのは肉じゃがじゃない、みたいなのあるじゃん。なんとかって調味料が切らしててないからその料理は作れない、みたいな。
あのね、読んでる方の中には、もうお気づきだったりするんでしょうけど。こういう例えに具体的な調味料とかが言えないくらい、料理に疎いっていうかそんな感じなんだもん。
カレー作るのにカレールーがないのは、そりゃカレーにならないけど、そうじゃなくて隠し味的なやつなんだけど絶対これを入れたい、みたいなののことね。ここで言ってるのは。
あんまりそういうのがないの。ないっていうか、どうせ自分の舌じゃわかんないっていう。なくても、大抵の場合はぜんせん美味いわけ。
だから、主義主張も宗教上の理由もなければ、味覚だって鋭かないから、これがいいとかこうしたいみたいな強いものを持ってないんです。
で、話が戻っていくんだけど、マヨネーズってそういうジャンルのものじゃない。どうしてもマヨネーズがないと成り立たないっていう感じではないっていうか。
だから、うちでは常備パーに入ってないわけ。クックパーみたいに常備しておかないといけない、みたいな立ち位置ではないんです。
読んでる方はもうひとつ、気がついちゃったと思うんですけど、常備パーって言いたいだけだよね。口が。おもしろくなってるだけだよね。
七味マヨうまいけど
そういうあたしに、七味マヨとかいうやつがいるんですよ。
いるっていうか正体はあたしなんだけど。もしくは神。だって誰もいないんだもん、他に。
いるわけないよ、冷蔵庫の期限切れの油揚げをトースターで焼こうって時に、他に誰かいるわけないじゃん。いたらもっとなんか他にあるだろ。
でさ。
マヨネーズはたまたまあったの。買ったはいいけど、未開封のやつがあるなって。そんなんばっかだな、なんか。
でもよかったよ。基本ないんだから。
ない時に「七味マヨにするがよい」とか天啓があっても困るよね。しかももうトースターに入れて焼きはじめてんのにさ。あってよかった。
で、あわててマヨネーズの袋、破いてさ。キャップの中の銀のシールむしってさ。
トースターの扉を開けて、かけるわけ。
七味はあるよ。七味って一回買えば相当持つじゃん。そんなにドバドバかけるもんでもないしさ。いつ買ったやつかもう覚えてないけど、あるからマヨネーズの上にかけて。
天から七味マヨをおすすめしてくれた、誰だお前は、神か。神に言っとくけど。今日のおすすめメニュー的な感じで七味マヨとか言ってるけども。
マヨネーズって油じゃない。油揚げもまあまあ油だよね。アブラアブラでさ。まあこってりしてるのが、トースターの中にあるの。それこそクドい。クドカン感がすごいわけ。クドカンカン。
でもそういうのって美味いじゃん。薄味のなんか健康にはいいんだろうけど、それ以外は一切特徴のないような料理より、こんな雑なメニューのほうがうまいっての、あるじゃない。
だから、ああなるほど七味マヨってのもありかもねって思いながら食ってみたんだけど。
ただね、熱いの。
マヨネーズがグツグツいってるのを、食ってんだからそりゃ熱いよね。焼きすぎなんだよ、多分。グッツグツなんだもん。
グッツグツの油揚げ七味マヨを食ったらさ、ヤケドっていうか口の中がべろーんってなっちゃって。
だから、七味マヨ神かな。あいつ。天から急に、あたしに七味マヨを勧めてくるんだから、七味マヨ神に違いないと思うんだけど。
あいつに言っときたいのは、
「冷めるまで待つのだ」
っていう、ひとことも添えてほしかったっていうね。やたらエコーの効いてる声で言ってほしかったよね。
あともうひとつあったわ。あたしにも言っときたいわ。
こどもかと。お前はこどもかと。
調理の途中でひらめいてから食うまで、一切脳を使ってないじゃないか。少しは考えろと。なんだよ七味マヨ神って。神が降りてくるほどピュアな状態で期限切れの油揚げ焼いてんじゃないよ。もう。
いや、違うんだって。七味マヨの話を、こんなにするつもりはなかったの。もう3千文字だよ。
ホントはちょっと、テヘペロ的な感じでオープニングの小ネタっぽく書こうと思ってたんだって。昨今の暗いニュースから入るのは嫌じゃん。
だって、要は油揚げに七味マヨかけて焼いたら美味かったけどヤケドしたって話でしょ。1行だよ。
もっと言えば、その話まるまるどうでもいいからね。読んでる人のほとんどがどうでもいいから。お前がヤケドしたかどうか、知らねぇよっていうさ。
この話に興味を持つ人がいるとすれば、七味マヨ神関係の方々のみだろ。七味マヨしか勝たん系の。マヨネーズ教はある程度いそうだけど、それですらないからね。七味マヨのみ。
JR東日本のどこかにビューーン
そんな話はどうでもいいんですよ。ニュースニュース。見た?
大事件が起こってるわけ。JR東日本で。
JR東日本が「どこかにビューーン!」を開始したの、見た?
どこかにビューーン!(2022年12月サービス開始予定!) https://dokokani-eki-net.com/
ザックリ書くと、このどこかにビューンを申し込みます、ってやると、行き先候補の駅が4つ表示されますと。で、その4つの駅のどこかに行って戻れる往復チケットが、正規料金より安く発行されますっていうものらしいんです。
その4つの候補駅のどこに行くかは、乗ってみるまでわかんないっぽいの。
らしいってのは、上記したように2022年の12月開始のサービスなので、まだエントリーもできない状態だからなんだけど。
これ、あれでしょ。桃鉄の。桃太郎電鉄の。
なんとかってカード使うとランダムな場所に飛んでっちゃうやつでしょ。
桃鉄がさ、桃太郎伝説っていうRPGのタイトル名のパロディっていうの、知ってる人いるのかな。桃太郎伝説ってゲームがあったの。昔。
もはや桃鉄のほうが有名っていうかメジャーになっちゃってて、なんで桃鉄のプレイヤーが桃太郎なのかがもはやよくわかんなくなってるけど。
桃鉄感はあるけれど
でもさ、このサービス開始のニュースを見た第一印象は、桃鉄をやったことがある人ならけっこうな確率で、ランダムにぶっとんでくカードのイメージが浮かぶと思うんだけど。
実際はそうじゃないじゃん。たぶん。
だって、どこに向かうかは、電車に詳しい人ならだいだいわかっちゃうんじゃないの?
最初に出る4つの候補駅が、どういう感じで選ばれるのか現時点ではわからないんだけど。
明らかに違う方向の駅だったら、少なくともそのチケット持って新幹線のホームに来た段階で、ある程度しぼれちゃうよね。
もしも、同じ路線の途中下車なのかそれとも終点まで行くのか、もしくは途中で乗り継ぎをなんらかの形で指示される、みたいな形式だとすれば4択クイズみたいに徐々にしぼられていくんだろうけど。
それこそ桃鉄のカードみたいに、ホントにどこに行くかわからないランダムさでは、たぶんないんだよね。
どうせなら、スタート時点でJR東日本の屈強な黒服の男たち5人くらいにとりかこまれて、目隠しとノイズキャンセリングイヤフォンされてさ。
んで、イスに座らされたかと思ったら、しばらく走ったところで、そっと目隠しを外されたところからスタートっていうのはどうなんだろう。
ホントの電車マニアの人なら、車内を見ただけでなになに線の何号車だな。ってことは今の時間ならこの路線じゃないか。
いや待てよ、どうもおかしい。外が妙に暗いじゃないか。
窓の外をよくよく見ると大雪で。真冬のうすぐらーいところを走ってて。
おもむろに車内放送が聞こえてきて、
つぎはー あばしりー
網走? みたいな。
…そんなのどう?
どうもなにも、七味マヨの件でエネルギー使いすぎて、ホントに書きたかったJRの話はもうどうでもよくなっちゃってんじゃん。
しょうがないよね。思いついちゃったんだもんね。七味マヨで口の中がベロンベロンなんだもんね。
いいか、もうここで今日はここでいいか。雑談ラジオだし。
そんなだよ。夏なのに。そんな。