ねぎのり。
ねぎ海苔ですよ、ねぎ海苔。
知ってる? ねぎ海苔知ってる?
のっけからなんだよと思ってるでしょうけど、たまにはタイトル通りのことから書いてやろうと思って。普通のブログっぽくやってやろうと思って。最近買ったんだもん、ねぎ海苔。
ごく普通のブログです
てゆーか普通のブログってなんだよっていう。
普通の人はブログなんて書かずに、おだやかに生きてんの。ネコを愛でながら。観葉植物に水をやりながら。お風呂の水で。浴槽に水をためては次々と。ひしゃくで。なくなったらまた浴槽にためて。いったんお風呂に入って。右手にひしゃくを握りしめ。頭にはネコ。
いいんだよ、普通の人の描写はもういいの。本当は普通じゃない人の話はもういいの。ねぎ海苔のこと書きなさいよ。
そう、ねぎ海苔。
細かく切った乾燥ねぎと短冊状の細かい海苔が入ってるって感じの、要は薬味なんですけどね。
もともと薬味ってあんまり要らない人なんです。なんか自分でも理由とか原因はわからないんだけど。
そばとかうどんとか納豆とか、色んなものに薬味を入れるじゃないですか。
それが、なんかあんまり好きじゃない、好きじゃないというか味じゃないんだよね。美味しい美味しくないとは別のことで、薬味を入れるっていう行為そのものがどうも苦手みたいな部分があるんです。
わかる? わかんないよね。自分でもわかんないもん。
で、こっちも別に鋭敏な舌なんかもってませんから。
薬味がないと嫌だみたいなことにもならないし、逆にいえば素うどんで美味しくいただけちゃうんです。天かすなんて入ったら贅沢そのもの。ゴボ天乗っけたらセレブの仲間入り。釜玉うどんは語感がすき。
あとは、食べ方を強制されるのに結構な抵抗があるんですよね。
例えばお好み焼きっていえばソースでしょう。西日本方面ご出身の、お好み焼きの本場な地域のかたはソースなんでしょう。
でもね、名前がお好み焼きなんだよ?
お好みでいいんでしょ。好きなものでいいんでしょ。
あたしゃね、ソースよりも醤油のほうがいいなぁ。こっちのほうが美味いと思うなぁ。
もちろん、食べ比べてのことですよ。ソースがかかってない状態で、ソース別添のお好み焼きとか売ってるじゃん。
そりゃお好み焼き屋で焼いてくれたのは、まだ試してませんよ。やったら怒られそうじゃん。
なんかしんないけど、『お好み焼きとケーキの店 おおさかイチゴ娘』でさ、目の前の鉄板で焼いてくれたお好み焼きに醤油をかけちゃったらさ。
じゃりン子チエのおっさんみたいな格好の、腹巻きした角刈りオジサンが現れて、タレ目サングラスをクイッと上げてすごい形相で卓袱台びっくり返しそうじゃん。
「ゴラァ! イチゴケーキにはソースだろうがぁー!」
ドンガラガッシャーン、みたいな。そんなのこわいじゃん。そういうところでは醤油かけたりしませんよ。さすがに。
てゆーか、器用な店だな。お好み焼きといちごケーキだって。パティシエもいるんでしょ。同じ厨房にすんごい高い帽子かぶってショートケーキにあまおうのっけてるパティシエと、ねじり鉢巻で両手にコテ持ってガンマンみたいにくるくる回してるおっさんがいるんでしょ。なにその店は。
そういう本格的なお店のやつは、
そういう?
えーと、パティシエがいない方の本格的なお好み焼き屋さんのやつは、ソースのほうが断然美味いのかもしれないんだけど、さっきも書いたように醤油じゃなきゃダメとも思ってないの。
選べるんなら醤油のほうがいいなってこと。ソースがかかって出でくんるならそっちで食うし、どれもこれもたいてい美味い美味いって食うんだから。
多分きっと、決められちゃうのが嫌なんだよね。本来はたべものって、食べる方の都合だってあるはずなのに、こういうものだからって決められて押し付けられるのが嫌なんだと思う。
いや、どうかな。それもあいまいなもんでさ。
例えば仲のいい友達から、
「これ食べてみてー、美味いと思うよ」
って言われるのとさ。
例えば、ふらっと入った飯屋で、
「ウチはさ、先に混ぜられちゃ困るんだよ。いったん盛り付けたままで半分まで食ってからの混ぜるだろ」
みたいなのとじゃ、同じ料理だったとしても、後者はホント嫌なのね。そのままカネ払って食わずに出てもいいくらい。
なので、そういう面倒くさい性格ってのもあって、自分ひとりでご飯を食べる時は、なにか気まぐれが起こらなければ薬味も入れないし、納豆にカラシも入れないし、福神漬もらっきょうも要らないし、ってな感じなんです。
それが、ねぎ海苔ですよ。やっと戻ってきたね。話が戻ってきたよね。
ねぎ海苔
夏になって冷や麦とか冷たい蕎麦とかが多くなって、そうなると気まぐれも起こりやすいっていうか。やっぱり、多少は飽きってもんがあるじゃない。
で、蕎麦を食うたびに毎回毎回、ねぎをみじん切りにするほどの甲斐性なんかないし、海苔を刻んだりもしないの。みょうがも買い置きしたりしないしさ。
だからフリーズドライっていうか、日持ちのするやつで薬味ってないのかなって思って。
だってどうせ気が向いた時にしか使わないんだから。ビンに入って大量にあるのとか買っても、その気まぐれの一回だけパパってふりかけて、次は半年後ってこともありそうじゃん。
そんな感じでスーパーの売り場をさまよってたら見つけたのが、ねぎ海苔なんです。
東農水産っていうメーカーが出してる、チャックの付いた袋入りのやつで、フリーズドライのねぎと海苔が入ってるのね。
で、パッケージに「手抜き薬味」って書いてあるんです。どうですかこの敷居の低さ。最高でしょ。こうでなくっちゃっていう。
こっちはさ、手抜きしたくてフリーズドライの薬味を探してるわけですよ。
新鮮なねぎを買ってきて台所の片隅でまな板に乗っけて、リズミカルにトントンやってね。そういうことをすることで、手間をかけることで生まれる、感じる美味さってのもあるのはわかりますよ。
でもね、今はそうじゃないわけ。時間かけて手間ひまかけてちょー美味いってのもいいけど、サッとできてちょっと美味いっていう方が、今はいいんです。
でね。
これにハマっちゃって。
薬味ってあると美味いなっていう。
いまさらだよね。やっぱり自分でやってみていいなと思わないと、普通に普遍的にあるようなものでも、自分の中に入ってこないっていうか。
ねぎ海苔をかけて、そばとかうどんとかを食べると爆発的に美味くなります、ってわけじゃないけど、ちょっと美味しいってのがいいなって。
値段もお手頃で、5g入りで100円プラス税みたいな感じだったから、使い切りやすいし買い置きもしやすいんです。常備しておくのにちょうどいいよねって。
だからこの夏は、蕎麦とかうどんとかにねぎ海苔をかけては食うってのを、ずっとやってた気がします。
旅カフェ
あと何買ったっけ。
食べ物系だと、UCCの「旅カフェ ご当地珈琲めぐり」ってのを買いまして。
1杯ずつ淹れるタイプのドリップコーヒーのアソートセットなんだけど、普通は豆の違いとかで色々な種類のが入ってるもんじゃない、こういうの。
それが、日本各地の地名別で、合わせて8種類のラインナップがあるんです。
どうやら、その地域の有名コーヒー店の味をフィーチャーして、っていう言い方があってるかどうかわからないけど、そういうふうな感じみたいなのね。
これがその地域の単品でも売ってるんだけど、全国の8種類が全部入ったボックスセットみたいなものが販売されていまして。それを買っちゃいました。ほぼジャケ買いです。
また味覚の話になっちゃうけどさ、味とか、そもそも美味い美味くないって絶対的なものじゃないと思うんです。
ベースになる美味さみたいなものはもちろんあるんだけど。
例えば、夏の暑い日に延々とウォーキングしてて、汗だくでヘトヘトになってやっと見つけた自販機で買った350mlの缶コーラって、キンキンにエアコンをかけた部屋でのんびり過ごしててなんか飲みたいってなって冷蔵庫を開けると大量に並んでる、1.5リットルのペットボトルのコーラよりはやっぱり美味いってのはあるじゃない。
あれ? どっちも普通に美味いな。
あれ、間違った? 例え間違ったかも。
あの、ほら、例えば、仕事でぎゅうぎゅうにやられて疲れて帰ってきたとしてね。
玄関を開けたら出迎えてくれた奥さんあるいは旦那さんと今度5歳になるひとり娘と食べる、ちょっとカタチは悪いけどできたてのハンバーグと。
かたや、帰宅してもだーれもいないまっくらな部屋で、明かりを点けるのも面倒になってスマホの画面の光であたため時間を確認してレンジに入れる、コンビニで買ってきたハンバーグ弁当とじゃさ、前者のほうが絶対美味いに決まってるじゃない。
…あれ、別にコンビニのハンバーグ弁当も美味いよね。あれ?
えーと、例えが間違ってる以前に、シチュエーションによって美味いかどうかって左右されるよねっていう例え話で、絶対美味いって言っちゃダメじゃんね。あと、例え話を失敗すること自体がもう楽しくなってるもんね。
いいんだよそういう、書いてる途中の心理とか特に書かなくていいの。ただでさえ長くなるんだから。もう3千文字だよ。
でね。話を旅カフェに戻すけど。
やっぱり瓶入りのインスタントコーヒーと比べると、淹れてる時の香りとかは強く感じるもので。
ヘンな話だけど、ドリップコーヒーを飲んだあとって、お部屋もコーヒーのちょっといい香りが残ってたりするから、そういう雰囲気込みでいいもんだなと思って。
旅先で出会った喫茶店を思い浮かべるまでいくかどうかは別として、ネーミングとかパッケージとかも込みで、部屋でコーヒーを飲んでるだけなんだけどいつもと違う空気感、みたいなものも含めて、ちょっとテンションの上がる楽しい買い物でした。
ユニバーサルオーバーオールのボディバッグ
あとは、バッグを買いました。また買いましたね。
ボディバッグ。また、買ってしまったんです。また。
あのさ、胴体はひとつじゃない。基本。人間ってそうじゃん。ネタバレだけど。人間の身体ってひとりにひとつだけじゃん。
なんでボディバッグばっかり3つも4つも持ってんの?
どうするのそれ、全部使うの?
右肩と左肩と腰と両ふとももに着けるつもりなの? おでこにも。カバン屋のマネキンでもそんなにバッグ着けてないよ。何個も要らないでしょうよ。
でもまぁ、買っちゃったんだもん。しょうがないよね。
買ったのは、ユニバーサルオーバーオールのやつで。
普通こういうなにか紹介する系のブログとか記事とかって、そのブランドなりメーカーなりについて説明するもんだと思うんだけど。
そもそも、ブランドなのかメーカーなのかも知らないっていう。初めましてっていう。特に調べもしないっていうね。色んなカバンをリリースしてるみたいですね、くらいの。
それぐらいの知識でそんなノリで買ったんですけども。
ボディバッグって、基本は背負う感じでかけてて、中身を出す時に背中からクルって前側に回すみたいな感じで使ってるんですけどね。常に身体の前側に置いてる人も見かけるけど、なにかと邪魔じゃない。だから基本は背中側にしてるんです。
そうやってると、防犯的な意味でちょっと不安が残るわけです。混んでる電車とか雑踏を歩いてる時とか、背中のカバンのファスナーを開けられてもわからない可能性があると。
で、その対策で鍵付きになってたりするのもあるんだけど、そこまでいくと利便性も損なっちゃうから、一番いいのはバッグの身体に接してる面に財布なんかが入るポケットがあるタイプじゃないかと思って。
でも、そういう用途で探してみるとわかるんだけど、財布とか貴重品が入るような大きさのポケットが身体に接する面に付いてるボディバッグって、案外ないんですよ。
ポケットのサイズがすごく小さくて財布は無理、みたいなやつが多いの。
そこにバッグの値段とか、あんまり派手派手じゃない見た目とかそういうのも加味すると、これなら買ってもいいなっていうモノが見つからなくて。
で、このユニバーサルオーバーオールのボディバッグは、身体に触れてる面に大きめのポケットがあって、メインポケットの他にも前面にサブポケットがついてて使い勝手がいいんですよね。
メインポケットは欲を言うともうちょっとだけ大きな方がいいなとは思うものの、自分が普段持ち歩くようなものは全部入ります。
いつだったか記事にしたこともあるけど、いい機会なので今現在で普段持ち歩くものを列挙しておくと、
・スマホ(長時間移動時はサブ端末も)
・車と家の鍵
・常備薬とお薬手帳
・目薬と眼鏡拭きなど小物類
・イヤフォン
・充電ケーブルとアダプタ
・小銭入れ&長財布
以上かな。
小銭入れと鍵はズボンのポッケに入れてるんですけど、あとは全部このボディバッグに入れています。なんなら追加で、眼鏡のハードケースとかペットボトルくらいなら入れられる余裕がある感じ。
ボディバッグには、ベルクロ止めの短いベルトが付いたカラビナが付属しているので、それを使ってボディバッグの外側になにかぶら下げたり、メインポケットの内側に鍵なんかを繋げておいたりもできます。
あとね、普通のブロガー様なら、このボディバッグの写真なんかをあらゆる角度からバシバシ撮影して載っけちゃうんでしょうけどね。
やらないよねー。そうする気がないよね。
いいかそういうのは。誰かがどっかでもうやってんだろ。こっちはさ、雑談ラジオだから。想像して。いいカバンがあるんだーって想像して。ラジオってそういうもんだから。
読んでるあなたの頭に浮かんだ「なんかいい感じのカバン」が、とても大事なんです。ね?
なにこのまとめ。
いいよそれで。そんなだよ。そんな。