位置情報リマインダーの特徴を4つのサービスで比較する

2017年9月9日土曜日

#Android #IFTTT #keep #myThings #todoist #レビュー

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 位置情報を使ったリマインダーについて、いくつか記事を書いていますが情報の更新の意味も含めて、あらためてまとめてみたいと思います。
 比較するのはGoogleKeep、Todoist、IFTTT、myThingsの4つのサービスです。


 一般的なリマインダーといえば、日時を指定して通知するようにあらかじめ設定しておくタイプを指すと思いますが、日時ではなく場所を指定してその場所に出入りすることで通知されるのが、位置情報リマインダーです。
 

小芝居スタート


 止まっちゃった時計に乾電池を入れて、あらストックがなくなっちゃったわ。
 すぐには必要ないけど、ストックを買っておいたほうがいいわねぇ。
 でも今日の買い物はもう終わっちゃったし、明日でいいわよねぇ〜
 
 なんてことあるでしょう?
 なんで奥様言葉なのかはサッパリわかりませんが、こういう緊急性はないけど、何かのついでにコレをやりたいみたいなことです。
 
 こういうのって忘れがちで。
 朝、仕事かなんかに出かける時にメモを持って出て、仕事帰りに買おうと思っても、帰る頃には上司の悪口だの取引先の罵詈雑言だの総務の新人のお姉さんがかわいいだの、なんだかんだ言って忘れるんですよ。

 帰ってから、あああぁ! ってなるんです。特に私。ね?
 
 そういう時に便利なのが、位置情報を使ったリマインダー。
 あらかじめ、駅や自宅や会社などの嫌でも通る場所、あるいは毎日立ち寄るコンビニなどを地図上や住所などで指定しておきます。
 すると、その場所に接近したらスマホなどに通知が来て、忘れずに電池買えよコノヤロー的な通知が来てやるべきことを思い出させてくれるという感じです。

特徴をまとめてみる


 私が使っているサービスで位置情報のリマインダーを搭載しているのは、

 ・GoogleKeep
 ・Todoist
 ・IFTTT
 ・myThings

 の、4つです。
 
 それぞれのサービスの特徴をまとめてみました。それがこちら。
 

 IFTTTの誤動作は多いとしていますが、Locationトリガーの範囲設定やスマホのGPSの精度によって大きく変わるので、参考までに。
 ついでに書きますが、当然ながら私が使ってみた感想ですので、使用環境が異なったりアップデート等で変わってきます。

各サービスの違い


 利用してみないとどういった違いがあるのか、ピンとこない部分もあるでしょう。
 
 大まかに分けると、まず有料か無料かとなります。Todoistは使いやすいタスク管理サービスです。ブログでも何度か取り上げています。
 基本的に無料で使えますが、リマインダー関連は有料サービスになります。
 
 その他はリマインダーを含めて無料で使えます。ですからtodoistをリマインダー目的で使うのはハードルが高いでしょう。
 位置情報を使ったリマインダーを試してみるには、まず無料サービスからですかね。
 
 範囲指定の有無や用途でも大別できます。
 IFTTTやmyThingsはリマインダー機能があるというわけではなく、他のサービス同士を連携させることができます。
 その機能のひとつとして、位置情報をトリガー(引き金)として他のサービスを発動することで、リマインダーとしても使えます。

 またこの2つは、位置情報のトリガーが発動する範囲を選択することができますが、GoogleKeepとTodoistにはその機能はありません。

利用する時のコツ


 では、位置情報のリマインダーを使いたい場合に、どれが一番使いやすいのかです。

 用途にもよるのですが、コツは「必ずその地点に行くことを前提にするかどうか」をハッキリさせることです。

 例えば駅とか家、お店などに出入りすることを切っ掛けにしたい場合。
 これは駅などに着くことが確約されているので、設定した地点に接近しないと発動しないGoogleKeepやTodoistでも想定通りに機能することができそうです。
 範囲設定できるIFTTTやmyThingsでも可能ですが、範囲指定を大きくしてしまうとその駅なり店なりに用事がなく、ただ通過する場合でも発動してしまいます。
 
 このあたりは結構微妙で、どうしても近くに行ったら反応するので、何度か試してみることで感覚をつかむことが必要かもしれません。

 逆に近くを通りかかったらリマインドしてほしい場合。
 例えば、ちょっと遠いけど近くに行ったらついでに寄ってみたい新しくできたラーメン屋、みたいなことをずっと覚えているのはなかなか難しいわけです。

 そういった時に、このへんまで来たんだったら思い出して、その時の事情が許せば行ってみる、なんて利用方法です。
 こういう場合は、IFTTTやmyThingsの広範囲指定が役に立ちます。

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 GoogleKeepやTodoistはメモやリンクなどを残しておくことに長けています。
 初めて行くお店などの情報をメモしておいて、買いたかったもの食べたかったものなどをその場で確認するといった使い方にはこの2つのサービスが使いやすいですね。

 なので、複合技で範囲指定したリマインダーで近くに行ったら通知が来るようにしておいて、まんまと目的地に到着したらGoogleKeepなどのメモ系リマインダーが作動するという、二段構えもありではないでしょうか。
 
 位置情報のリマインダーについて、あらためてまとめてみました。上手く使うとかなり便利です。
 リマインダーをセットしたことをスッカリ忘れた頃に通知が来たりすると、事前に準備しておいて良かったということもありますので、それぞれの特性に応じて試してみてはいかがでしょうか。

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